―― 岡 田 自 観 師 の 論 文 集 ――

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癌病

『天国の福音』昭和22(1947)年2月5日発行

 癌は既説した胃癌の外食道、咽喉、子宮、乳、肝臓、肺臓、腸、舌、肛門、頬、顎等、癌の種類はすこぶる多く、また癌そのものも種類があり、医学 においても今日まで数種の発見がある。また癌に酷似せるものに肉腫があるが、これは癌よりも治癒しやすいのである。しかしながら癌も肉腫も擬似が相当あ り、これは簡単に治癒するが、真症癌といえども衰弱はなはだしからざる限り、本医術によれば大抵は全治するのである。
 医学上ラジウム療法を推奨するが、これは無効である事は既記の通りである。ただ擬似癌の場合、一時的症状緩和する。それを効果ありと錯覚したのであると思うのである。