―― 岡 田 自 観 師 の 論 文 集 ――

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浄霊法変る

『栄光』84号、昭和25(1950)年12月27日発行

 今回、御神示により、浄霊法が変る事になったから、今日以後その通りにされたいのである。これは霊界が最近非常に変って来たためで、それに基づいた事はもちろんである。今までの浄霊法は、どちらかと言えば、霊と体との両方が加味されていた。というのは掌から霊を出す場合、ある程度力が加わったのである。力すなわち体であるから、それだけ霊の力が減ずる訳になる。もっとも今までとてもそうではあった。一生懸命になる程効果が薄かったのもそういう訳である。
 ところが、今後はそれが著しくなり、絶対体的力を抜き、霊のみを放射するのである。これを詳しく言えば、神霊の光が私から霊線を通じて、みんなのお守に止どまり、お守からその霊光が掌を透して、病人の患部へ放射されるのであるから、これからは出来るだけ、力を入れないように、軽い楽な気持ちで霊を放射すべきである。この方法でやれば非常に治りがよく、今までよりも五倍以上の治病効果を奏するのは、確かであるから、御神業は驚く程発展する事になろう、従ってその積りで迷わず臆せず、私のいう通りにすればいいのである。これというのもいよいよ時期切迫し、人類救済を促進され給う御神意に外ならないのである。
 なお詳しくは、言葉でないと解り難いから、面会の時説明する事とする。