――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ―――

 

御     歌

原   典

るいらんの あやうきみよをたてなおす ちからはめしやのほかなかりけり
累卵の 危ふき御代を立て直す 力はメシヤの外なかりけり
S26. 6.15 日光殿落成記念祭17
るいらんの あやうきよとはなりにけり すくいのぬしのはやいでませよ
累卵の 危き世とはなりにけり 救いの主のはや出でませよ
「救世」53
S25. 3.11
五六七祭
御歌
るいらんの あやうきよとはなりにける おおいなるたたかいはじまるけはいに
累卵の 危ふき世とはなりにける 大いなる戦ひ始まる気配に
地上天国19
S25.12.25
 
るいらんの あやうきよとはなりにける かみにいのらでいかにとやなん
累卵の 危き世とはなりにける 神に祈らで如何にとやなん
明麿近詠集
S16. 1.22
080
※累卵の危き=重ねた卵の意味。きわめて不安定で、危険な状態。    

4首