―― 岡 田 自 観 師 の 論 文 集 ――

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眩暈及び不眠

『天国の福音』昭和22(1947)年2月5日発行

 眩暈も多い病気であるが、医学では不明とされている。しかし、その原因はすこぶる簡単である。
 原因として最も多いのは、右側延髄部に 固結があり、それが眼球へ送血する血管を圧迫するためで、その圧迫が波状的の故をもって視神経が動揺するのである。次は高熱の場合、眼球付近にある毒結の 浄化作用によるので、ちょうど酒に酔った時や、ストーブの火に直面した時等と同様の理である。
 不眠症は眩暈の原因とほとんど同一で、右側延髄部の固結による血管圧迫のため、一種の脳貧血を起すからである。その結果として、神経過敏症状となり、それからそれへと物を考えがちになるのである。その他脳の前部及中心部にある毒結浄化の場合もある。