―― 岡 田 自 観 師 の 論 文 集 ――

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喘息

『アメリカを救う』P.117、昭和28(1953)年1月1日発行

 これは薬毒が肺の外郭付近に固結したものが浄化されて肺へ浸入する場合、肺から相当間隔のあるためと痰が濃厚のためと、肺膜が厚いためとで容易でないので、肺の方から吸引しようと呼吸を大きく強くする。これが喘息であって、発作もまた強い咳もそのためである。この証拠には痰が出ると一時楽になるにみて明らかである。また肺炎の予後喘息も軽快になるのは、痰が多く排泄されるからで、これも肺炎の特徴である。
 そうして喘息の発作は非常に苦しいもので、今にも息が絶えそうなので、一時的でも楽になりたいと注射をするため、それが中毒となり、最初一週間に一回くらいで済んだものが、段々増えてしまいには一日数回あるいは数十回に及ぶ者さえある。こうなると死の一歩手前に来た訳で医療はどうしようもないが、浄霊によれば容易に全治するのである。