| ――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ――― | 
昭和28年 1月~6月
| 御 歌 | 原 典 | 題 | 
| あらたまの としをむかえてめでたけれ そらはれわたるきょうのはつひに 新玉の 年を迎へて目出た〔芽出度〕けれ 空晴れ亘る今日の初日に | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 01 | 
| しんねんを ことほぐきもちほがらかに おのずからなるきょうのこのあさ 新年を 祝ぐ気持朗かに 自からなる今日のこの朝 | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 02 | 
| あだぐもは とうさりゆきてひさかたの そらにかがようはつひのひかり 仇雲は 遠去りゆきて久方の 空にかがやふ初日の光 | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 03 | 
| おおいなる れきしのふしはちかよりぬ まなこひらきてよのさまをみよ 大いなる 歴史の節は近寄りぬ 眼開きて世のさまを見よ | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 04 | 
| たたかいの なやみやまいのくるしみに おののきあえぐおおとうげくも 戦ひの 悩み病の苦しみに 戦き喘ぐ大峠来も | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 05 | 
| ただかみに すがるよりなきよのおわり きつればひとびとくいあらたむるらん 唯〔只〕神に 縋るよりなき世の終り 来つれば人々悔ひ改むるらむ | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 06 | 
| ことしより いばらのみちをあとにして さかえのみちをすすみゆかなん 今年より 茨の道を後にして 栄えの道を進みゆかなむ | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 07 | 
| ふたそまわり ごろくしちのとしをへて ひらけゆくらめはちじのすがたに 二十廻り 五六七の年を経て 開けゆくらめ八字の姿に | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 08 | 
| めにみゆる ちからはかぎりあるなれど みえぬちからぞかぎりなきなり 目に見ゆる 力は限りあるなれど 見えぬ力ぞ限りなきなり | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 09 | 
| めにみえぬ こんごうりきをわれふるい だいせんせかいをきよめぬくらむ 目に見えぬ 金剛力を吾揮ひ 大千世界を浄めぬくらむ | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 10 | 
| さんかけつじつ はやこしかたのゆめとすぎ このみそだとうときとなりぬる 散花結実 はや越し方の夢とすぎ 木の実育とう時となりぬる | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 11 | 
| いくとせぶり いとさわやかなこころもて にいはるむかうけさのひととき 幾歳振り いと爽やかな心もて 新春迎ふ今朝のひととき | 祭典時御歌 S28. 1. 1 | 新年御詠 12 | 
| かみのひかり かがやきそめてまがかみの ちからひにひによわりゆくなり 神の光 輝き初めて曲神の 力日に日に弱りゆくなり | 「栄光」
        190 S28. 1. 7 | |
| しんぶつや はじめもろもろおしえあれど めしやのいずるまでのものなる 神仏耶 始め諸々教あれど メシヤの出づる迄のものなる | 「栄光」
        190 S28. 1. 7 | |
| ばんにんの いのちをおんてににぎります めしやにすがるひとぞかしこし 万人の 命を御手に握ります メシヤに縋る人ぞ賢し | 「栄光」
        190 S28. 1. 7 | |
| ことしより よるのせかいのおわらんと するきざしみゆゆだんすなゆめ 今年より 夜の世界の終らんと する兆見ゆ油断すなゆめ | 「栄光」
        192 S28. 1.21 | |
| かみはあるか なきかのろんぎたちまちに ふっとぶときのはやちかみけり 神は有るか 無きかの論議忽ちに 吹つ飛ぶ時の早近みけり | 「栄光」
        192 S28. 1.21 | |
| むしんろん はなたかだかととなえける ひとのあわれさはなへしおらるとき 無神論 鼻高々と唱へける 人の憐れさ鼻へし折らる時 | 「栄光」
        192 S28. 1.21 | |
| きょうはしも われしちじゅうのせいたんを ことほぎつどうまめひとのむれ 今日はしも 吾七十の生誕を 祝ぎ集ふ信徒の群 | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| ななそまわり としかさねてすぎかたを おもえばくしきわがさだめかも 七十廻り 年を重ねて過ぎ方を 思へば奇しき我運命かも | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| われこそは ああわれこそはひとのよに ためしとてなきさだめもつなり 吾こそは 噫々吾こそは人の世に 例しとてなき運命有つなり | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| あさこもの みだれたるよをすくうこそ わがちからよりほかなしとおもうも 麻菰の 乱れたる世を救ふこそ 我力より外なしと思ふも | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| ばんにんの つみやけがれをきよめんと たまのひかりをてらすわれかも 万人の 罪や穢れを浄めんと 霊の光を照らす吾かも | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| ながきよを つもりつもりしつみとがを ゆるさんとしてわれはよにいず 長き世を 積り積りし罪咎を 赦さんとして吾は世に出づ | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| やおよろず かみとしいえどつみあれば われゆるすなりすしんにかわりて 八百万 神としいへど罪あれば 吾赦すなり主神に代りて | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| ひにつきに われもつひかりひろごりて やがてだいちをくまなくてらさん 日に月に 吾有つ光拡ごりて やがて大地を隈なく照らさむ | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| ただひとり われただひとりすのかみの よさしをおびてよぞすくうなる 只一人 吾只一人主の神の 任しを帯びて世ぞ救ふなる | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| しょくざいぬし いでしためしはありぬれど まことのすくいのぬしぞわれなる 贖罪主 出でし例しはありぬれど 真の救ひの主ぞ吾なる | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| ばんみんの つみゆるさんとえいこうの くもよりくだりぬすくいのぬしは 万民の 罪赦さんと栄光の 雲より降りぬ救ひの主は | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| とうほうの ひかりはひにひにひろごりて まがつのちからよわりゆくなり 東方の 光は日に日に拡ごりて 曲津の力弱りゆくなり | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| とうほうの ひかりにひむるかみのなぞ とけなんときぞよのおわりなる 東方の 光に秘むる神の謎 解けなん時ぞ世の終りなる | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| つきはおち ほしのひかりはきえぬらん のぼりそめけるあさひのかげに 月は落ち 星の光は消えぬらん 昇り初めける旭の光に | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| いまはしも ほろびんとするつみのよを いかすはめしやのちからなりけり 今はしも 滅びんとする罪の世を 生かすはメシヤの力なりけり | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| ちからなり ああちからなりわがふるう ちからぞしゅいつのものにぞありける 力なり 嗚呼力なり我揮ふ 力ぞ主一のものにぞありける | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| よのけがれ きよめきよめてすいしょうの たまのせかいにみがくわれかも 世の汚れ 清め浄めて水晶の 玉の世界に磨く吾かも | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| しんぴなり ああしんぴなりことのはも ふでもあらわすよしなきわれかな 神秘なり 嗚呼神秘なり言の葉も 筆も表はす由なき吾かな | 地上天国44 S28. 1.25 | 御生誕祭 御詠27年 | 
| かみしらぬ ひとのあわれさよのおわり きつるがまでのいのちにありせば 神知らぬ 人の憐れさ世の終り 来つるがまでの命にありせば | 「栄光」
        193 S28. 1.28 | |
| ざいにんの あまりにおおきよをしみれば かみのさばきのとうからじとぞおもう 罪人の 余りに多き世をし見れば 神の裁きの遠からじとぞ思ふ | 「栄光」
        193 S28. 1.28 | |
| ひとのため よのためはげむひとみれば すなにうずもるこんごうせきかも 人の為 世の為励む人見れば 砂に埋もる金剛石かも | 「栄光」
        193 S28. 1.28 | |
| ことしこそ たつはるいわうみまつりの ふかきしんいをさとれまめひと 今年こそ 立つ春祝ふ御祭の 深き神意を覚れ信徒 | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠01 | 
| としごとに たつはるいわうめでたさの ひとしおなりけりきょうのみまつり 年毎に 立つ春祝ふ目出た〔芽出度〕さの 一入なりけり今日の御祭 | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠02 | 
| せいしんは よろこびのひぞまがかみは かなしみのひぞきょうのみまつり 正神は 喜びの日ぞ曲神は 悲しみの日ぞ今日の御祭 | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠03 | 
| とうほうの ひかりはいよよひろごりて やがててらさんにしのはてしに 東方の 光はいよよ広〔拡〕ごりて やがて照らさん西の涯しに | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠04 | 
| おおかみは ひかりのみてにげがれにし くにぐにくまなくきよめますらん 大神は 光の御手に穢れにし 国々隈なく浄めますらむ | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠05 | 
| すのかみの みちからかりてまがかみの ふかきしぐみをわれくだかなん 主の神の 御力借りて曲神の 深き仕組を吾砕かなむ | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠06 | 
| ぜったいの ちからのまえにいかならん まがつかみとておののくなるらん 絶対の 力の前に如何ならむ 曲津神とて戦くなるらむ | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠07 | 
| じんるいの いのちをちぢむおそろしき いやしのわざのほろぶるとききぬ 人類の 命を縮む恐ろしき 医しの業の亡ぶる時来ぬ | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠08 | 
| むかしより いくつかかくめいありつれど いがくほどおおきかくめいなかりき 昔より いくつか革命ありつれど 医学ほど大き革命なかりき | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠09 | 
| いくちとせ ぜんじんるいがしんじきし いがくをわれはかくめいせんとす 幾千年 全人類が信じ来し 医学を吾は革命せんとす | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠10 | 
| まがかみの てににぎられしにんげんの いのちはかみのみてにかえらん 曲神の 手に握られし人間の 命は神の御手に復へらむ | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠11 | 
| にじゅうおくの めしいのまなこひらかんと ひかりまくばるわれにぞありける 二十億の 盲の眼開かんと 光まくばる吾にぞありける | 全集未収録 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠12 | 
| ながきよの かりのぶんめいうちくだき まことのぶんめいうちたてんかも 長き世の 仮の文明打砕き 真の文明打ち樹てんかも | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠13 | 
| やばんてき ぶんめいぶんかてきぶんめいに おきかゆるなりかみのちからに 野蛮的 文明文化的文明に 置き換ゆるなり神の力に | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠14 | 
| くにぐにに たまりたまれるつみけがれ きよむるときぞよのおわりなる 国々に 溜り溜れる罪穢 浄むる時ぞ世の終りなる | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠15 | 
| いかならむ くにもひとはもしんぱんの いずのあみのめくぐりうべしや 如何ならむ 国も人はも審判の 厳の網の目潜り得べしや | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠16 | 
| ながきよの えいがほこりしくにとても ほろぶるときのすでにきつるも 長き世の 栄華誇りし国とても 滅ぶる時の已に来つるも | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠17 | 
| いまはしも きたらんとするしんぱんの まぬかるるみちこそめしやのみちなる 今はしも 来らんとする審判の 免るる道こそメシヤの道なる | 祭典時御歌 S28. 2. 4 | 立春祭 御詠18 | 
| ひとらしき ひとのなきかもよやすえに ひそかにおもうわれにありけり 人らしき 人の無きかも世や未に ひそかに思ふ吾にありけり | 「栄光」
        194 S28. 2. 4 | |
| かたちのみ ひとにしあれどそのこころ とりむしけものとえらぶことなき 形のみ 人にしあれどその心 鳥虫獣とえらぶ事なき | 「栄光」
        194 S28. 2. 4 | |
| ぶつよくの ほかのぞみとてなきひとを みるごとかみしるひとのとうとし 物欲の 外望みとてなき人を 見る毎神知る人の尊し | 「栄光」
        194 S28. 2. 4 | |
| かみはなしと いうひとびとのたちまちに おののきふためくよのおおとうげかも 神は無しと 言ふ人々の忽ちに 戦きふためく世の大峠かも | 「栄光」
        194 S28. 2. 4 | |
| うつりゆく よのさままえつにしらせらる まめひとのさちおおいなるかも 移りゆく 世の状前つに知らせらる 信徒の幸大いなるかも | 「栄光」
        194 S28. 2. 4 | |
| おののきと おそれのはてしすがるとて かみはおんてをさしのべたまわじ 戦きと 恐れの果てし縋るとて 神は御手を差伸べ給はじ | 「栄光」
        195 S28. 2.11 | |
| かみのみち ふみゆくひとこそいかならぬ わざわいきつるもやすけかるなり 神の道 踏みゆく人こそ如何ならぬ 災来つるも安けかるなり | 「栄光」
        195 S28. 2.11 | |
| われほどの くしきさだめよにあらじ とぞおもうなりとしふるごとに 吾程の 奇しき運命世にあらじ とぞ思ふなり年経る毎に | 「栄光」
        195 S28. 2.11 | |
| いっさいしゅじょう すくうちからをもちたまう かみはめしやのほかなかりけり 一切衆生 救ふ力を有ち給ふ 神はメシヤの外なかりけり | 「栄光」
        196 S28. 2.18 | |
| しんちなり ああしんちなりおよそよに ありとあらゆるものにつうずわれ 神智なり 嗚呼神智なり凡そ世に ありと総ゆる物に通ず吾 | 「栄光」
        196 S28. 2.18 | |
| れいかいに あるしんれいもぶつれいも ひたにすくいをわれにもとむる 霊界に ある神霊も仏霊も ひたに救ひを吾に求むる | 「栄光」
        196 S28. 2.18 | |
| いかならん ひととしいえどかみあるを しらねばなんのさちかあらめや 如何ならん 人としいへど神在るを 知らねば何の幸かあらめや | 「栄光」
        197 S28. 2.25 | |
| おおまえに ぬかずくひとのさちこそは なににもかえぬたからなりけり 大前に 額く人の幸こそは 何にも代へぬ宝なりけり | 「栄光」
        197 S28. 2.25 | |
| むしんろんしゃ いよいよさいごのきつるとき かみのみまえにぬかずくあわれさ 無神論者 愈々最後の来つる時 神の御前に額く憐れさ | 「栄光」
        197 S28. 2.25 | |
| あらたまの としをむかえてめでたけれ そらはれわたるきょうのはつひに 新玉の 年を迎へて芽出度けれ 空晴れ亘る今日の初日に | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| しんねんを ことほぐきもちほがらかに おのずからなるきょうのこのあさ 新年を 祝ぐ気持朗らかに 自づからなる今日のこの朝 | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| あだぐもは とうさりゆきてひさかたの そらにかがようはつひのひかり 仇雲は 遠去りゆきて久方の 空にかがやう初日の光り | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| おおいなる れきしのふしはちかよりぬ まなこひらきてよのさまをみよ 大いなる 歴史の節は近寄りぬ 眼開きて世のさまを見よ | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| たたかいの なやみやまいのくるしみに おののきあえぐおおとうげくも 戦ひの 悩み病の苦しみに 戦き喘ぐ大峠来も | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| ただかみに すがるよりなきよのおわり きつればひとびとくいあらたむるらん 只神に 縋るよりなき世の終り 来つれば人々悔ひ改むるらむ | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| ことしより いばらのみちをあとにして さかえのみちをすすみゆかなん 今年より 荊の道を後にして 栄えの道を進みゆかなむ | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| ふたそまわり ごろくしちのとしをへて ひらけゆくらめはちじのすがたに 二十廻り 五六七の年を経て 開けゆくらめ八字の姿に | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| めにみゆる ちからはかぎりあるなれど みえぬちからぞかぎりなきなり 目に見ゆる 力は限りあるなれど 見えぬ力ぞ限りなきなり | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| めにみえぬ こんごうりきをわれふるい だいせんせかいをきよめぬくらむ 目に見えぬ 金剛力を吾揮ひ 大千世界を浄めぬくらむ | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| さんかけつじつ はやこしかたのゆめとすぎ このみそだとうときとなりぬる 散花結実 はや越し方の夢とすぎ 木の実育とふ時となりぬる | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| いくとせぶり いとさわやかなこころもて にいはるむかうけさのひととき 幾歳振り いと爽やかな心もて 新春迎ふ今朝のひとゝき | 地上天国45 S28. 2.25 | 新年御詠 | 
| かわりめの よのことごとをまめひとに しらすわれはもかみのまにまに 変り目の 世の悉を信徒に 知らす吾はも神のまにまに | 「栄光」
        199 S28. 3.11 | |
| しんぱんの さままつぶさにしるわれの しらすよしなきかなしさにおり 審判の 状まつぶさに知る吾の 知らす由なき悲しさにをり | 「栄光」
        199 S28. 3.11 | |
| じごくせかい うちきりにしててんごくを うちたてんかもわれこのときに 地獄世界 打切りにして天国を 打ち樹てんかも我此の時に | 「栄光」
        199 S28. 3.11 | |
| おおいなる ほしちにおちてかなしみと よろこびのこえちにみてるなり 大いなる 星地に墜ちて悲しみと 喜びの声地に充てるなり | 「栄光」
        200 S28. 3.18 | |
| およそよに はかなきものはえいゆうの なにうたわれしひとのさだめか 凡そ世に 儚きものは英雄の 名に謳はれし人の運命か | 「栄光」
        200 S28. 3.18 | |
| すのかみの みめよりみればあわれなる ひとにあるらめえいゆうというもの 主の神の 御眼よりみれば哀れなる 人にあるらめ英雄とふもの | 「栄光」
        200 S28. 3.18 | |
| としごとに ことほぐはるのみまつりも ことしはひとしおいぎふかからめ 年毎に 祝ぐ春の御祭も 今年は一入意義深からめ | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠01 | 
| はるさりて みわたすかぎりのもやまも もえずるがごとわがみわざかな 春さりて 見渡す限り野も山も 萌えず〔づ〕るが如我神業かな | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠02 | 
| ゆきしもを しのぎしのぎてようやくに はなさくはるにあうここちすも 雪霜を 凌ぎ凌ぎて漸くに 花咲く春に逢う心地すも | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠03 | 
| うれしくも すくいのみわざはようやくに うみのそとまでひろごりにける 嬉しくも 救ひの御業はやうやくに 海の外まで広〔拡〕ごりにける | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠04 | 
| わがねがう てんごくせかいはひにつきに ひろぎゆくなりかみのまにまに 我希ふ 天国世界は日に月に 広〔拡〕ぎゆくなり神のまにまに | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠05 | 
| いにしえゆ あまたおしえはあるなれど まことさらつのわがおしえかも 古へゆ 数多教へはあるなれど まこと新つの我教へかも | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠06 | 
| なにごとも にっしんげっぽのよにありて ふるきおしえにすくわるべしやは 何事も 日進月歩の世にありて 旧き教へに救はるべしやは | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠07 | 
| かしこくも かみのつくりしまさみちの ひとのつくりしりにはまるべき 畏くも 神の作〔造〕りし真道の 人の作りし理に嵌るべき | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠08 | 
| きせきなり ああきせきなりしゅうきょうに きせきなければたましいなきなる 奇蹟なり 嗚呼奇蹟なり宗教に 奇蹟なければ魂なきなる | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠09 | 
| ぶんかなどと いかにほこるもなつのよの かのなくこえにひとしかるらめ 文化などと 如何に誇るも夏の夜の 蚊の鳴く声に等しかるらめ | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠10 | 
| じんちなど しんちのまえにはまひるまの ともしびとしるひとこそかしこき 人智など 神智の前には真昼間の 灯と知る人こそ賢き | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠11 | 
| せかいじゅう はかせあつめておしえたし まことただしきがくもんのみち 世界中の 博士集めて教へたし 真正しき学問の道 | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠12 | 
| われはいま みかえるとなりやまかわを どよもしたたんこのどのうえに 吾は今 ミカエルとなり山河を どよもし立たん此土の上に | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠13 | 
| われいまし こうりゅうとなりちをけって てんにむかっておどりいでなん 吾今し 蛟龍となり地を蹴つて 天に向つて躍り出でなん | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠14 | 
| ぐんもうの なにほどくびをかしぐとて わからざらめやわれとうものの 群盲の 何程首を傾ぐとて 分らざらめや吾とふものの | 全集未収録 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠15 | 
| きりすとも しゃかもわがわざたすけんと たまのせかいにはげみいるなり キリストも 釈迦も我業援けむと 霊の世界に励みゐるなり | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠16 | 
| しんぶつの つみをゆるすはわれのほか なきなりましてひとのつみをや 神仏の 罪を赦すは吾の他 なきなり況〔况〕して人の罪をや | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠17 | 
| われこそは つみあるものをすくわんと けんいをもちてよにくだりける 吾こそは 罪ある者を救はんと 権威を有ちて世に降りける | 祭典時御歌 S28. 3.23 | 春季大祭 御詠18 | 
| えいけつと よにたたえらるるひとよりも ばんにんしたうひとのぞむわれ 英傑と 世に称へらるる人よりも 万人慕ふ人望む吾 | 「栄光」
        201 S28. 3.25 | |
| いくまんの ひとのいのちをいけにえに せるえいゆうのぐうぞうあわれ 幾万の 人の命を生贅に せる英雄の偶像あはれ | 「栄光」
        201 S28. 3.25 | |
| ぶんかてき やばんのうつしよをぶんかてき ぶんめいのよにわれたてなおすなり 文化的 野蛮の現世を文化的 文明の世に吾立直すなり | 「栄光」
        201 S28. 3.25 | |
| ことしこそ たつはるいわうみまつりの ふかきしんいをさとれまめひと 今年こそ 立つ春祝ふ御祭の 深き神意を覚れ信徒 | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| としごとに たつはるいわうめでたさの ひとしおなりけりきょうのみまつり 年毎に 立つ春祝ふ芽出度さの 一入なりけり今日の御祭 | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| せいしんは よろこびのひぞまがかみは かなしみのひぞきょうのみまつり 正神は 喜びの日ぞ曲神は 悲しみの日ぞ今日の御祭 | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| とうほうの ひかりはいよよひろごりて やがててらさんにしのはてしに 東方の 光はいよよ拡ごりて やがて照らさん西の涯しに | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| おおかみは ひかりのみてげがれにし くにぐにくまなくきよめますらん 大神は 光の御手に穢れにし 国々隈なく浄めますらむ | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| すのかみの みちからかりてまがかみの ふかきしぐみをわれくだかなん 主の神の 御力借りて曲神の 深き仕組を吾砕かなむ | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| ぜったいの ちからのまえにいかならん まがつかみとておののくなるらん 絶対の 力の前に如何ならむ 曲津神とて戦くなるらむ | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| じんるいの いのちをちぢむおそろしき いやしのわざのほろぶるとききぬ 人類の 命を縮む恐ろしき 医しの業の亡ぶる時来ぬ | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| むかしより いくつかかくめいありつれど いがくほどおおきかくめいなかりき 昔より いくつか革命ありつれど 医学ほど大き革命なかりき | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| いくちとせ ぜんじんるいがしんじきし いがくをわれはかくめいせんとす 幾千年 全人類が信じ来し 医学を吾は革命せんとす | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| まがかみの てににぎられしにんげんの いのちはかみのみてにかえらん 曲神の 手に握られし人間の 命は神の御手に復へらむ | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| にじゅうおくの めしいのまなこひらかんと ひかりまくばるわれにぞありける 二十億の 盲の眼開かんと 光まくばる吾にぞありける | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 全集未収録 | 
| ながきよの かりのぶんめいうちくだき まことのぶんめいうちたてんかも 長き世の 仮の文明打砕き 真の文明打樹てんかも | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| やばんてき ぶんめいぶんかてきぶんめいに おきかゆるなりかみのちからに 野蛮的 文明文化的文明に 置き換ゆるなり神の力に | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| くにぐにに たまりたまれるつみけがれ きよむるときぞよのおわりなる 国々に 溜り溜れる罪穢 浄むる時ぞ世の終りなる | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| いかならん くにもひとはもしんぱんの いずのあみのめくぐりうべしや 如何ならむ 国も人はも審判の 厳の網の目潜り得べしや | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| ながきよの えいがほこりしくにとても ほろぶるときのすでにきつるも 長き世の 栄華誇りし国とても 滅ぶる時の已に来つるも | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| いまはしも きたらんとするしんぱんの のがるるみちこそめしやのみちなる 今はしも 来らんとする審判の 免るる道こそメシヤの道なる | 地上天国46 S28. 3.25 | 立春祭御詠 | 
| りくつもて とくにとかれぬものこそは まことのかみのおしえなるらん 理屈もて 説くに説かれぬものこそは 真の神の教へなるらん | 「栄光」
        202 S28. 4. 1 | |
| しんりとは いともたやすきものにして ややこしきものはよこしまのりぞ 真理とは いとも容易きものにして ややこしきものは邪の理ぞ | 「栄光」
        202 S28. 4. 1 | |
| やんがてに にじゅうよおくのひとぐさは われにまつらうときのきぬらん やんがてに 二十余億の人草は 吾にまつらふ時の来ぬらん | 「栄光」
        202 S28. 4. 1 | |
| かみほとけ ひともことごとすくうこそ しじょうのめしやのちからなりけり 神仏 人も悉と救ふこそ 至上のメシヤの力なりけり | 「栄光」
        203 S28. 4. 8 | |
| やまいなおす ちからなければしゅうきょうと いえじとわれはつくづくおもう 病治す 力なければ宗教と いへじと吾はつくづく思ふ | 「栄光」
        203 S28. 4. 8 | |
| きりすとも しゃかもあたまをさげぬらん わがあらわせるきせきしみれば キリストも 釈迦も頭を下げぬらむ 我現はせる奇蹟し見れば | 「栄光」
        203 S28. 4. 8 | |
| ぜんじんるい すくうちからはきせきより ほかになきことしれよもろびと 全人類 救ふ力は奇蹟より 外になき事知れよ諸人 | 「栄光」
        204 S28. 4.15 | |
| きりすとの きせきといえどわがでしの あらわすきせきとおなじなるらん キリストの 奇蹟といへど我弟子の 顕はす奇蹟と同じなるらむ | 「栄光」
        204 S28. 4.15 | |
| ひにつきに かみのひかりはますかがみ すみわたるらんちじょうてんごく 日に月に 神の光は増す鏡 澄み渡るらむ地上天国 | 「栄光」
        204 S28. 4.15 | |
| いくおくの いのちのぬしとあおがるる しんゆうとならんわがのぞみかも 幾億の 命の主と仰がるる 神雄とならむ我望みかも | 「栄光」
        205 S28. 4.22 | |
| いそのかみ ふることぶみにもかつてなき せいゆういましいでなんとすも 石の上 古事記にも曾てなき 聖雄今し出でなんとすも | 「栄光」
        205 S28. 4.22 | |
| うたてきは ぶんかのころもにつつまれて やばんをおこなうひとにありける うたてきは 文化の衣に包まれて 野蛮を行ふ人にありける | 「栄光」
        205 S28. 4.22 | |
| むかしより よをすくわんとかずしれぬ おしえいでしもすくわれぬよや 昔より 世を救はんと数知れぬ 教へ出でしも救はれぬ世や | 「栄光」
        205 S28. 4.22 | |
| ばんきょうに すくわれざりしうつしよを われすくうなりぜったいりきもて 万教に 救はれざりし現し世を 吾救ふなり絶対力もて | 「栄光」
        205 S28. 4.22 | |
| としごとに ことほぐはるのみまつりも ことしはひとしおいぎふかからめ 年毎に 祝ぐ春の御祭も 今年は一入意義深からめ | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| はるさりて みわたすかぎりのもやまも もえずるがごとわがみわざかな 春さりて 見渡す限り野も山も 萌えずるが如我神業かな | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| ゆきしもを しのぎしのぎてようやくに はなさくはるにあうここちすも 雪霜を 凌ぎ凌ぎて漸くに 花咲く春に逢ふ心地すも | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| うれしくも すくいのみわざはようやくに うみのそとまでひろごりにける 嬉しくも 救いの御業はやうやくに 海の外まで拡ごりにける | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| わがねがう てんごくせかいはひにつきに ひろぎゆくなりかみのまにまに 我希ふ 天国世界は日に月に 拡ぎゆくなり神のまにまに | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| いにしえゆ あまたおしえはあるなれど まことさらつのわがおしえかも 古へゆ 数多教へはあるなれど まこと新つの我教へかも | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| なにごとも にっしんげっぽのよにありて ふるきおしえにすくわるべしやは 何事も 日進月歩の世にありて 旧き教へに救はるべしやは | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| かしこくも かみのつくりしまさみちの ひとのつくりしりにはまるべき 畏くも 神の造りし真道の 人の作りし理に嵌るべき | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| きせきなり ああきせきなりしゅうきょうに きせきなければたましいなきなる 奇蹟なり 嗚呼奇蹟なり宗教に 奇蹟なければ魂なきなる | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| ぶんかなどと いかにほこるもなつのよの かのなくこえにひとしかるらめ 文化などと 如何に誇るも夏の夜の 蚊の鳴く声に等しかるらめ | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| じんちなど しんちのまえにはまひるまの ともしびとしるひとこそかしこき 人智など 神智の前には真昼間の 灯と知る人こそ賢き | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| せかいじゅうの はかせあつめておしえたし まことただしきがくもんのみち 世界中の 博士集めて教へたし 真正しき学問の道 | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| われはいま みかえるとなりやまかわを どよもしたたんこのどのうえに 吾は今 ミカエルとなり山河を どよもし立たん此土の上に | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| われいまし こうりゅうとなりちをけって てんにむかっておどりいでなん 吾今し 蛟龍となり地を蹴つて 天に向つて躍り出でなん | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| ぐんもうの なにほどくびをかしぐとて わからざらめやわれとうものの 群盲の 何程首を傾ぐとて 分らざらめや吾とふものの | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 全集未収録 | 
| きりすとも しゃかもわがわざたすけんと たまのせかいにはげみいるなり キリストも 釈迦も我業援けむと 霊の世界に励みゐるなり | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| しんぶつの つみをゆるすはわれのほか なきなりましてひとのつみをや 神仏の 罪を赦すは吾の他 なきなり況して人の罪をや | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| われこそは つみあるものをすくわんと けんいをもちてよにくだりける 吾こそは 罪ある者を救はんと 権威を有ちて世に降りける | 地上天国47 S28. 4.25 | 春季大祭 御詠 | 
| ぶんかとは ただひとのよをべんりにし りくつおしゆるものとおもえそ 文化とは 只人の世を便利にし 理屈教ゆるものと思へそ | 「栄光」
        206 S28. 4.29 | |
| やばんぶんかの せかいといいたしいまのよを ぶんめいなりとほこるをみれば 野蛮文化の 世界といひたし今の世を 文明なりと誇るを見れば | 「栄光」
        206 S28. 4.29 | |
| やばんぶんめい ぶんかぶんめいにたてなおす ちからぞメシヤのちからなりけり 野蛮文明 文化文明に立直す 力ぞ救主の力なりけり | 「栄光」
        206 S28. 4.29 | |
| くによりも とうのりがいをさきにする とうにんたちのさもしさあわれ 国よりも 党の利害を先にする 党人達のさもしさ哀れ | 「栄光」
        207 S28. 5. 6 | |
| ああわれは ひとにしあるかかみなるか などとときおりおもうことあり 噫々吾は 人にしあるか神なるか などと時折おもふ事あり | 「栄光」
        207 S28. 5. 6 | |
| ゆめとのみ おもいしこともまざまざと めにうつるおりわれはあるなり 夢とのみ 思ひし事もまざまざと 眼に映る折吾はあるなり | 「栄光」
        207 S28. 5. 6 | |
| きりすとも しゃかまほめっともげいじゅつの たしなみなかりきおしとこそおもう キリストも 釈迦マホメットも芸術の 嗜みなかりき惜しとこそ思ふ | 「栄光」
        208 S28. 5.13 | |
| いかならん おしえといえどげいじゅつを よそにてんごくつくりうべしや 如何ならむ 教といへど芸術を 外に天国造り得べしや | 「栄光」
        208 S28. 5.13 | |
| げいじゅつの ともなわざればてんごくを つくるおしえにあらじとぞおもう 芸術の 伴はざれば天国を 造る教にあらじとぞ思ふ | 「栄光」
        208 S28. 5.13 | |
| げいじゅつもて ひらくおしえはむかしより めしやのおしえのほかになかりき 芸術もて 開く教は昔より メシヤの教の外になかりき | 「栄光」
        209 S28. 5.20 | |
| げいじゅつを このむひとこそやがてこん てんごくせかいのたみとなりなん 芸術を 好む人こそやがて来む 天国世界の民となりなむ | 「栄光」
        209 S28. 5.20 | |
| げいじゅつは てんごくにありじごくには げいじゅつなきをしれよもろびと 芸術は 天国にあり地獄には 芸術なきを知れよ諸人 | 「栄光」
        209 S28. 5.20 | |
| むかしから いくたえいゆういでしかも いまだへいわのえいゆういでざり 昔から 幾多英雄出でしかも 未だ平和の英雄出でざり | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| ぜったいの しんりきをもててんごくを つくるえいゆうとわれおもうかも 絶対の 神力をもて天国を 造る英雄と吾思ふかも | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| まっぽうの よをうちきりとなしあたらしき よをつくるこそわがしめいなる 末法の 世を打切りとなし新しき 世を作るこそ我使命なる | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| ときはいま きげんまつなりあたらしき きげんにはじまるちじょうてんごく 時は今 紀元末なり新しき 紀元に肇まる地上天国 | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| ながきよを またれしめしやもきりすとも みろくもいましあまくだるなり 長き世を 待たれしメシヤもキリストも ミロクも今し天降るなり | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| ひかりなり ああひかりなりひのかみの ひかりはすでにのぼりそめける 光なり 嗚呼光なり日の神の 光は已に昇り初めける | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| いっさいの しゅぎとうしゅぎはきえさらん よはいづのめのしゅぎとなりなば 一切の 主義とう主義は消え去らん 世は伊都能売の主義となりなば | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| たてよこの しそうはここにぜんちきゅう むすぶなるらんかみのちからに 経緯の 思想は茲に全地球 結ぶなるらん神の力に | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| ぜんじんるい かみあることをしんぜずば やがてへいわはゆめとなりなん 全人類 神ある事を信ぜずば やがて平和は夢となりなん | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| われはいま ゆうしんろんをふりかざし むしんびゅうろんうちくだくなり 吾は今 有神論を振り翳し 無神謬論打砕くなり | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| かみあるを しらでまことのあんしんは などえられめやよのひとびとよ 神あるを 知らで真の安心は など得られめや世の人々よ | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| かみあるを しらすてだてはきせきより ほかになきことしめすわれかも 神あるを 知らす手段は奇蹟より 外になき事示す吾かも | 地上天国48 S28. 5.25 | |
| あさひちじ さんにんのともひきつれて いえいでにけりにしにむかいて 朝七時 三人の供を引連れて 家出でにけり西に向ひて | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 01 | 
| きのうまでの うっとうしさのかげもなく そらはれわたるけさのうららさ 昨日までの 鬱陶しさのかげもなく 空晴れ渡る今朝のうららさ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 02 | 
| あさつゆの しっとりとしてしずかなる みちおともなくくるまはしりつ 朝露の しつとりとして静かなる 道音もなく車走りつ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 03 | 
| さしかかる はこねにちかきところどころ あさひにてりはうやまざくらばな さしかかる 箱根に近きところどころ 朝日に照り映ふ山桜花 | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 04 | 
| なんとなく はるのけはいのきにくさに ただようやまじのこころよさかな 何となく 春の気配の木に草に ただよふ山路の心よさかな | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 05 | 
| ふとみれば みしまのやしろのそばちかく みおくりむかうまめひとのむれ ふと見れば 三島の社のそば近く 見送り迎ふ信徒の群 | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 06 | 
| うつらうつら まどろむみみにこえありて はっとさむればなみいるまめひと うつらうつら まどろむ耳に声ありて はつと醒むれば並ゐる信徒 | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 07 | 
| それよりは みおくるしんじゃつぎつぎに かおかおかおのせわしさのまど それよりは 見送る信者次々に 顔々々のせはしさの窓 | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 08 | 
| みえますよと いうあべくんのこえのたぴ われはいちいちたちてまどくる 見えますよと 言ふ阿部君の声の度 吾はいちいち立ちて窓くる | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 09 | 
| たびごとに みおくるしんとのかずふえて うれしきひめいあげにけるかも 度毎に 見送る信徒の数ふえて 嬉しき悲鳴挙げにけるかも | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 10 | 
| なごやなる めしやちゅうきょうかいにより にいまごみながらひるめししたたむ 名古屋なる メシヤ中教会に寄り 新孫見ながら昼飯したたむ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 11 | 
| ごごさんじ かなやまかんにあつまれる さんぜんのしんとにこうわきかせぬ 午後三時 金山館に集まれる 三千の信徒に講話聴かせぬ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 12 | 
| よていどおり きょうにむかいぬよるはちじ さがのしんきょにぶじつきにける 予定通り 京に向ひぬ夜八時 嵯峨の新居に無事着きにける | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 13 | 
| しゅんじゅうあん ちかくになりてまめひとら ところせまきまでつどいむかうも 春秋庵 近くになりて信徒等 ところ狭きまで集ひ迎ふも | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 14 | 
| しゅんじゅうあんの しんきょにいればなにもかも おもいしよりもりっぱさにおどろく 春秋庵の 新居に入れば何もかも 思ひしよりも立派さに驚く | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 15 | 
| かみのまもり しんとのまことにこのたちの いごこちよさにこころたらえる 神の護り 信徒の誠にこの館の 居心よさに心足らへる | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 16 | 
| あさまだき つゆもしとどのにわくさを ふみつさすらううつろごころに 朝まだき 露もしとどの庭草を 踏みつさすらふ空ろ心に | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 17 | 
| みはるかす やまのたたずまいまつのもり へいあんちょうのむかししのばゆ 見はるかす 山のたたずまひ松の森 平安朝の昔偲ばゆ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 18 | 
| いくとせを あこがれにけんへいあんの みやこのあとにわがすまんとは 幾歳を 憧憬れにけむ平安の 都の跡にわが住まむとは | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 19 | 
| このあたり おおみやびとのゆきかいし むかししのびてなにかゆかしき この辺り 大宮人の行き交ひし 昔偲びて何か床しき | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 20 | 
| ももやまの げいじゅつうみしこのあたり いぶせきいえにもかぞのこるなり 桃山の 芸術生みし此あたり いぶせき家にも香ぞ残るなり | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 21 | 
| はろらかな やまはあたごかむかしから いくたびかかれしやまとえまきに はろらかな 山は愛宕か昔から 幾度かかれし大和絵巻に | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 22 | 
| へいあんの ぶんかをうみしちゅうしんは このあたりなりとききしうれしさ 平安の 文化を生みし中心は 此辺りなりと聞きし嬉しさ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 23 | 
| はるいまし たけなわのきょうらんざんの さくらかるびうつえひきにける 春今し 酣の今日嵐山の 桜狩るび〔べ〕う杖引きにける | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 24 | 
| おおらかに あさもやのべーるかかぶりて ゆめとうかべるひがしやまはも 大らかに 朝靄のベ-ルかかぶりて 夢と浮べる東山はも | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 25 | 
| おちこちに ちくりんみえてわがにわも たてばしずかにはるのあめふる をちこちに 竹林見えてわが庭面 立てば静かに春の雨降る | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 26 | 
| あかまつの ほどよくはうるうらやまを まどにながめつひもすがらなる 赤松の 程よく生ふる裏山を 窓に眺めつひもすがらなる | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 27 | 
| このあたり なだたるうたのひじりたち めでよみにけんへいあんのころ この辺り 名だたる歌の聖たち 賞で詠みにけむ平安のころ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 28 | 
| みどりこき やまのふもとにひろさわの いけすみきらうさがのよきかも 緑濃き 山の麓に広沢の 池澄みきらふ嵯峨野よきかも | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 29 | 
| きょうらくの よさはさがのにきわまるか ここにつえひくきゃくたえぬなり 京洛の よさは嵯峨野に極まるか ここに杖引く客絶えぬなり | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 30 | 
| きょうげきの こうえんかいにひとくさり さんぜんしんとのまえにベんじぬ 京劇の 講演会に一くさり 三千信徒の前に弁じぬ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 31 | 
| こさめふる このひくるまをはしらせて ならのみやこにぶっせきたずねぬ 小雨降る 此日車を走らせて 奈良の都に仏蹟たづねぬ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 32 | 
| はくぶつかんに あすかじだいのこびじゅつを たのしみめでぬこころゆくまで 博物館に 飛鳥時代の古美術を 楽しみ賞でぬ心ゆくまで | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 33 | 
| ほうりゅうじ ここのぶっきょうびじゅつこそ にほんぶんかのほこりとぞおもう 法隆寺 ここの仏教美術こそ 日本文化の誇とぞ思ふ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 34 | 
| ゆうぐれて おもなまめひとはちじゅうよ みやこほてるにばんさんかいひらきぬ 夕暮れて 主な信徒八十余 都ホテルに晩餐会開きぬ | 地上天国48 S28. 5.25 | 嵯峨紀行 35 | 
| てんごくは びのせかいなりじごくとは しこのせかいなりゆめわするるな 天国は 美の世界なり地獄とは 醜の世界なりゆめ忘るるな | 「栄光」
        210 S28. 5.27 | |
| しんがうむ こころはぜんなりぜんがうむ かたちはびなりしれよまめひと 真が生む 心は善なり善が生む 形は美なり知れよ信徒 | 「栄光」
        210 S28. 5.27 | |
| いとたかき かみのおしえをいとひくき ことわりをもてわれはとくなり いと高き 神の教をいと低き 理をもて吾は説くなり | 「栄光」
        210 S28. 5.27 | |
| うるわしき ぶんかのころもにきかざりて しこのみかくすひとこそあわれ 美はしき 文化の衣に着飾りて 醜の身隠す人こそ哀れ | 「栄光」
        211 S28. 6. 3 | |
| おおかたの めしいのまなこひらかんと ひかりまくばるわれにぞありける 大方の 盲の眼開かんと 光間配る吾にぞありける | 「栄光」
        211 S28. 6. 3 | |
| いやはてに ばんにんことごとわがひざに ひれふすときのたのしまれぬる 弥果てに 万人悉我膝に 鰭伏す時のたのしまれぬる | 「栄光」
        211 S28. 6. 3 | |
| にじゅうよおくの あわれせきしをあいのみてに いだかれたまうかみのかしこき 二十余億の 憐れ赤子を愛の御手に 抱かれ給ふ神の畏き | 「栄光」
        212 S28. 6.10 | |
| キリストも しゃかまほめっともたまのよに ありてたらわんわれのみわざを 基督も 釈迦マホメットも霊の世に ありて足らはむ吾の御業を | 「栄光」
        212 S28. 6.10 | |
| えいこうの くもにうちのりきりすとの くだらんときのちかまりにける 栄光の 雲に打乗り基督の 降らん時の近まりにける | 「栄光」
        212 S28. 6.10 | |
| ささやかな かたにしあれどてんごくは いよようまれぬかんれいのえに 小やかな 型にしあれど天国は いよよ生まれぬ函嶺の上に | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| しんせんきょう てんごくなりぬひろごりて やがてせかいはかくやなりなむ 神仙郷 天国成りぬ広〔拡〕ごりて やがて世界はかくやなりなむ | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| おおいなる しぐみといえどいとちさき かたよりはじまるものにぞありける 大いなる 仕組といへどいと小さき 型より始まるものにぞありける | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| めにみえぬ ひとつのたまがだいしぜんの めぐみによりてひととなるなり 眼に見えぬ 一つの魂が大自然の 恵みによりて人となるなり | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| このはなの すのたねはるとなりぬれば はなさきよもににおうなるらん 兄の花の 主の種春となりぬれば 花咲き四方に匂ふなるらむ | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| めにみえぬ とうときにょいのみひかりを てらせばせかいはゆらぎはじめん 眼に見えぬ 尊き如意の御光を 照らせば世界は揺ぎはじめむ | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| しぜんびと じんこうびよくまっちして びのてんごくのそのわれつくりぬ 自然美と 人工美よくマッチして 美の天国の苑吾造りぬ | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| しんせんの そのをたずぬるたれもかも くちをそろえてほめそやすなり 神仙の 苑を訪ぬる誰も彼も 口を揃へて賞めそやすなり | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| しゅうきょうは げいじゅつなりとくちにすも かたちなければうつろにひとしき 宗教は 芸術なりと口にすも 形なければ空ろに等しき | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| いくちたび いばらくぐりしわれなれど そのかいありてたろういまはし 幾千度 茨潜りし吾なれど その甲斐ありて足らふ今はし | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| てんごくの そのにゆうゆうたのしみつ すくいのわざにいそしむわれかも 天国の 苑に悠々楽しみつ 救ひの業にいそしむ吾かも | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| にんげんの こころをけがすちりあくた あらうげいじゅつのそのつくりける 人間の 心を汚す塵芥 洗ふ芸術の苑造りける | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| なにものも おもいのままによりくるは にょいのちからのあらわれにぞある 何物も 思ひのままに集りくるは 如意の力の現れにぞある | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| れいかいに ときをまたれしかみほとけ いさみてわれをたすくるとききぬ 霊界に 時を待たれし神仏 いさみて吾を援くる時来ぬ | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| にょらいぼさつ だいししょうにんこじぜんじ てがらたてんときそうたまのよ 如来菩薩 大師上人居士禅師 手柄立てんと競ふ霊の世 | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| てんごくの そのうつよにうつしける ためしはいまだあらじとぞおもう 天国の 苑現し世に写しける 例しは未だあらじとぞ思ふ | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| げいじゅつの みそのはこねのやまのえに つくりてよびとたのしますわれ 芸術の 美苑箱根の山の上に 造りて世人楽します吾 | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| やおよろず かみもほとけもつどいきて われにぬかづきめぐみねぐなり 八百万 神も仏も集ひ来て 吾に額突〔づ〕き恵願ぐなり | 祭典時御歌 S28. 6.15 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| かいぎとは しんりにあらぬしんりをば しんりとおもうこころにわくなり 懐疑とは 真理にあらぬ真理をば 真理と思ふ心に湧くなり | 「栄光」
        213 S28. 6.17 | |
| きょういくも どうとくりんりもわがおしえ うまるるまでのかりのものなる 教育も 道徳倫理も我教 生まるるまでの仮のものなる | 「栄光」
        213 S28. 6.17 | |
| ひとびとよ わがうちふるうしんりきの そのすばらしさにまなこくらむな 人々よ 吾が打ち揮ふ神力の その素晴しさに眼くらむな | 「栄光」
        213 S28. 6.17 | |
| わがために ぜんじんるいはすくわれて ひれふすときのやがてきぬらん 我為に 全人類は救はれて 鰭伏す時のやがて来ぬらん | 「栄光」
        214 S28. 6.24 | |
| ちからなり ああちからなりめにみえぬ すのちからこそぜったいなりせば 力なり 嗚呼力なり眼に見えぬ ○ヽの力こそ絶対なりせば | 「栄光」
        214 S28. 6.24 | |
| ちからなき あいはばんにんすくえまじ まがつのちからにかてねばなりけり 力なき 愛は万人救へまじ 曲津の力に勝てねばなりけり | 「栄光」
        214 S28. 6.24 | |
| ささやかな かたにしあれどてんごくは いよようまれぬかんれいのえに 小やかな 型にしあれど天国は いよよ生まれぬ函嶺の上に | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| しんせんきょう てんごくなりぬひろごりて やがてせかいはかくやなりなむ 神仙郷 天国成りぬ拡ごりて やがて世界はかくやなりなむ | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| おおいなる しぐみといえどいとちさき かたよりはじまるものにぞありける 大いなる 仕組といへどいと小さき 型より始まるものにぞありける | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| めにみえぬ ひとつのたまがだいしぜんの めぐみによりてひととなるなり 眼に見えぬ 一つの魂が大自然の 恵みによりて人となるなり | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| このはなの すのたねはるとなりぬれば はなさきよもににおうなるらん 兄の花の 主の種春となりぬれば 花咲き四方に匂ふなるらむ | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| めにみえぬ とうときにょいのみひかりを てらせばせかいはゆらぎはじめん 眼に見えぬ 尊き如意の御光を 照らせば世界は揺ぎはじめむ | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| しぜんびと じんこうびよくまっちして びのてんごくのそのわれつくりぬ 自然美と 人工美よくマッチして 美の天国の苑吾造りぬ | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| しんせんの そのをたずぬるたれもかも くちをそろえてほめそやすなり 神仙の 苑を訪ぬる誰も彼も 口を揃へて賞めそやすなり | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| しゅうきょうは げいじゅつなりとくちにすも かたちなければうつろにひとしき 宗教は 芸術なりと口にすも 形なければ空ろに等しき | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| かずしれず いばらくぐりしわれなれど そのかいありてたろういまはし 数しれず 茨潜りし吾なれど その甲斐ありて足らふ今はし | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| てんごくの そのにゆうゆうたのしみつ すくいのわざにいそしむわれかも 天国の 苑に悠々楽しみつ 救ひの業にいそしむ吾かも | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| にんげんの こころをけがすちりあくた あらうげいじゅつのそのつくりける 人間の 心を汚す塵芥 洗ふ芸術の苑造りける | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| なにものも おもいのままによりくるは にょいのちからのあらわれにぞある 何物も 思ひのままに集りくるは 如意の力の現はれにぞある | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| れいかいに ときをまたれしかみほとけ いさみてわれをたすくるとききぬ 霊界に 時を待たれし神仏 いさみて吾を援くる時来ぬ | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| にょらいぼさつ だいししょうにんこじぜんじ てがらたてんときそうたまのよ 如来菩薩 大師上人居士禅師 手柄立てんと競ふ霊の世 | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| てんごくの そのうつよにうつしける ためしはいまだあらじとぞおもう 天国の 苑現し世に写しける 例しは未だあらじとぞ思ふ | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| げいじゅつの みそのはこねのやまのえに つくりてよびとたのしますわれ 芸術の 美苑箱根の山の上に 造りて世人楽します吾 | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
| やおよろず かみもほとけもつどいきて われにぬかづきめぐみねぐなり 八百万 神も仏も集ひ来て 吾に額づき恵願ぐなり | 地上天国49 S28. 6.25 | 箱根地上天国 完成記念祭 | 
昭和28年 7月~12月
| 御 歌 | 原 典 | 題 | 
| おそろしき ものはかがくのめいしんと さとれよふこうをうむものなりせば 恐ろしき ものは科学の迷信と 覚れよ不幸を生むものなりせば | 「栄光」
        215 S28. 7. 1 | |
| にんげんの ひげきのもとをたずぬれば かがくめいしんみいだすぞうき 人間の 悲劇の因を訊ぬれば 科学迷信見出すぞ憂き | 「栄光」
        215 S28. 7. 1 | |
| あなかなし くすりちょうどくみにいれて とうときいのちちぢめるひとびと あな悲し 薬てふ毒身に入れて 尊き命縮める人々 | 「栄光」
        215 S28. 7. 1 | |
| いかならん のぞみといえどときくれば ことたまのままあるるくしみさ 如何ならむ 望みといへど時来れば 言霊のまま現るる奇しみさ | 「栄光」
        216 S28. 7. 8 | |
| ナポレオンは ふかのうのことばわれになしと いいしもかいなしあくにありせば 奈翁は 不可能の言葉吾になしと 言ひしも甲斐なし悪にありせば | 「栄光」
        216 S28. 7. 8 | |
| すのかみの けいりんのままわれはただ かみのうつわとなりつすすまん 主の神の 経綸のまま吾は唯 神の器となりつ進まん | 「栄光」
        216 S28. 7. 8 | |
| くすりほど よにおそろしきものあらじ やまいをつくるものにありせば 薬程 世に恐ろしきものあらじ 病を作るものにありせば | 「栄光」
        217 S28. 7.15 | |
| くすりある かぎりこのよにこうふくは なきとしれかしよのもろびとよ 薬ある 限りこの世に幸福は なきと知れかし世の諸人よ | 「栄光」
        217 S28. 7.15 | |
| くすりとは どくなりとうことわりを しりてまことのさちめぐまれしなる 薬とは 毒なりとふ理を 知りて真の幸恵まれしなる | 「栄光」
        217 S28. 7.15 | |
| くすりもて やまいがなおるものなれば よにやむひとはあらじとおもう 薬もて 病が治るものなれば 世に病む人はあらじと思ふ | 「栄光」
        218 S28. 7.22 | |
| てんごくは びのせかいなりしずのおも おみなもふうげつともとするなり 天国は 美の世界なり賤の男も 女も風月友とするなり | 「栄光」
        218 S28. 7.22 | |
| げいじゅつに こころのむかぬひとこそは いまだすくわれぬしるしなりける 芸術に 心の向かぬ人こそは 未だ救はれぬ証しなりける | 「栄光」
        218 S28. 7.22 | |
| にんげんを ぶっしつとみるいがくこそ めしいにかあらんかみのみめには 人間を 物質と見る医学こそ 盲にかあらん神の御目には | 地上天国50 S28. 7.25 | 全集未収録 | 
| くすりとう どくをのませていたつきを なおすいがくのおかしからめや 薬とう 毒を飲ませて病を 治す医学の可笑しからめや | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| やばんなり ああやばんなりにんげんの たまのはだきるしゅじゅつとうもの 野蛮なり 嗚呼野蛮なり人間の 玉の肌切る手術とうもの | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| いささかも やまいなおらぬいがくをば なおるとおもういぶかしのよや 些かも 病治らぬ医学をば 治ると思ふいぶかしの世や | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| ぬばたまの やみじつえなくあゆむよに などやすからんひかりせにして 奴羽玉の 暗路杖なく歩む世に など安からむ光背にして | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| かしこくも かみのひかりにてらさるる みのおそれめややみのよなりと 畏くも 神の光に照らさるる 身の恐れめや暗の世なりと | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| あやまれる いがくのわざわいとくとても きくらげなるやつうぜぬながみみ 誤れる 医学の禍ひ説くとても 木耳なるや通ぜぬ汝が耳 | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| くすりもて やまいをつくりいのちまで ちぢむるおろかさうたてきのよや 薬もて 病を作り命まで 縮むる愚かさうたてきの世や | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| めくらつんぼ さわにあるよをすくわんと かみはこうみょうはなつなりける 盲聾 沢にある世を救はんと 神は光明放つなりける | 地上天国50 S28. 7.25 | 全集未収録 | 
| おもいきや きりすともしゃかもしらざりき やまいとうもののそのみなもとは 思ひきや キリストも釈迦も知らざりき 病とうもののその源は | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| いままでの すくいことごとげっしんの ひかりなりせばちからよわかり 今までの 救い悉月神の 光なりせば力弱かり | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| ひのかみの あらわれましてあめがした のこるくまなくはれわたるらん 日の神の 現はれまして天ケ下 残る隈なく晴れ渡るらん | 地上天国50 S28. 7.25 | |
| ばんきょうの あやまりただしわれはいま かみにかわりてまこととかなん 万教の 誤り匡し吾は今 神に代りて真説かなむ | 「栄光」
        219 S28. 7.29 | |
| やおよろず かみもほとけもわれにきて すくいもとむるときとなりぬる 八百万 神も仏も吾に来て 救ひ求むる時となりぬる | 「栄光」
        219 S28. 7.29 | |
| まがかみの とりことなりしやおよろず えだがみすくうはわがわざとしれ 曲神の 虜となりし八百万 枝神救ふは我業と知れ | 「栄光」
        219 S28. 7.29 | |
| にんげんは ひくきぶんかをつくるもの たかきぶんかはかみつくるなり 人間は 低き文化を作るもの 高き文化は神造るなり | 「栄光」
        220 S28. 8. 5 | |
| めにみゆる ぶっしつにまよいめにみえぬ たましいわするるひとこそあわれ 眼に見ゆる 物質に迷ひ眼にみへぬ 魂忘るる人こそ哀れ | 「栄光」
        220 S28. 8. 5 | |
| たましいの ねむれるままによをわたる ひとこそめしいのしるしなりける 魂の 眠れるままに世を渡る 人こそ盲のしるしなりける | 「栄光」
        220 S28. 8. 5 | 全集未収録 | 
| ぶっしつを あつかうものはひとにして ひとをあつかうものはかみなり 物質を 扱ふものは人にして 人を扱ふものは神なり | 「栄光」
        222 S28. 8.19 | |
| いたつきを なおすちからをもたずして などばんにんをすくいうべしや 病を 治す力を有たずして など万人を救ひ得べしや | 「栄光」
        222 S28. 8.19 | |
| なくがごとく うったうがごときいのりこそ しょうじょうしんこうのしるしなりける 泣くが如く 訴ふが如き祈りこそ 小乗宗教のしるしなりける | 「栄光」
        222 S28. 8.19 | |
| しんぴなり ああしんぴなりにんげんは しんぴにうまれしんぴにしすなり 神秘なり 嗚呼神秘なり人間は 神秘に生まれ神秘に死すなり | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| わがもてる ひかりのたまはひにつきに ひろごりやがてせかいをつつまん 我有てる 光の玉は日に月に 拡ごりやがて世界を包まむ | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| たいようの こくてんこそはとうとくも すのちゅうしんのぽちにぞありける 太陽の 黒点こそは尊くも 主の中心のポチにぞありける | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| だいうちゅうの たましいこそはたいようの こくてんなるをよびとにおしゆる 大宇宙の 魂こそは太陽の 黒点なるを世人に教ゆる | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| たいようの こくてんのなぞしらずして わかりえられんうちゅうのしんぴは 太陽の 黒点の謎知らずして 分り得られむ宇宙の神秘は | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| むげんぜったいの ちからのもとはすのかみの とうときみたまにありとこそしれ 無限絶対の 力の原は主の神の 尊き御魂にありとこそ知れ | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| おおかみの みめよりみればにんげんは ばいきんよりもなおちさからん 大神の 御目より見れば人間は 黴菌よりもなほ小さからん | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| やんがてに わがしんりきをふるいなば だいせんせかいはどよもすなるらん やんがてに 我神力を揮ひなば 大千世界はどよもすなるらむ | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| よるのよは さんぜんだいせんせかいなり ひるはだいせんさんぜんせかいとしれかし 夜の世は 三千大千世界なり 昼は大千三千世界と知れかし | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| しゃかきりすと まほめっとなどのさんせいじゃ われはおもうもわがでしにひとしと 釈迦キリスト マホメットなどの三聖者 吾は思うも我弟子に等しと | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| しゅうきょうと かがくのあらそいむいみなり かがくもかみがつくりしなれば 宗教と 科学の争ひ無意味なり 科学も神が造りしなれば | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| すのかみは かがくとよべるしゅうきょうを くだしてぶっしつぶんかをつくりぬ 主の神は 科学と呼べる宗教を 下して物質文化造りぬ | 地上天国51 S28. 8.25 | |
| いそのかみ ふるきかみよにてんごくの いしずえかみははこねにきずきし 石の上 古き神代に天国の 礎え神は箱根に築きし | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| さわやかな さんきみちみつこのさとは かみのゆにわにふさわしきかも 爽やかな 山気充ち満つこの郷は 神の斎庭に相応しきかも | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| はなやかな みやこのちかどにかくまでも きよくしずかなはこねありける 華やかな 都の近所にかくまでも 清く静かな箱根ありける | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| ちりのよも わすらいやまのてんごくに みをおくわれのさちをおもうかも 塵の世も 忘らひ山の天国に 身を置く吾の幸思ふかも | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| あさみどり つつむはこねのやわらかき やまはだおとめのにおいすらしも 浅緑 包む箱根のやはらかき 山肌乙女の匂ひすらしも | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| はるかなる さがみのうみはしらじらと やまあいにみゆわがいおのまど 遥かなる 相模の海は白じらと 山峡に見ゆ我庵の窓 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| てんごくを うつせるみそのにひとしおの ふぜいをそゆるびのやかたかな 天国を 映せる御苑に一入の 風情を添ゆる美の館かな | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| びのやかた うずのみそのをめずるひと ひにひにふえゆくうれしさにおり 美の館 珍の御苑を愛ずる人 日に日に増へゆく嬉しさに居り | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| しぜんびと じんこうびとのげいじゅつきょう つくりてたらうわれにぞありける 自然美と 人工美との芸術境 作りて足らふ吾にぞありける | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| うるわしき てんごくのかたやまのえに つくりてもろびとたのしますわれ 美はしき 天国の型山の上に 造りて諸人楽します吾 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| わがおもう ままにつくりしかみぞのに あさなゆうなにさすらうたのしさ 我思ふ ままに造りし神苑に 朝な夕なにさすらふ楽しさ | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| めにみどり せせらぎのおとみみにしつ つゆのにわふむあさのひととき 目に緑 せせらぎの音耳にしつ 露の庭踏む朝のひととき | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| かみぞのの ところどころにたたずまう いわもれもなくこけおいにける 神苑の 所々にたたずまふ 岩洩れもなく苔生いにける | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| にわかあらず しぜんかあらずたぐいなき このしんえんはうずのてんごく 庭かあらず 自然かあらず類なき 此神苑は珍の天国 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| まながいに みょうじんみょうじょうそそりたち さながらにみゆわがにわのやま まながひに 明神明星聳り立ち さながらに見ゆ我庭の山 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| やまびょうぶ めぐらすかんざんていにいて くものゆききをひねもすながむる 山屏風 めぐらす観山亭に居て 雲の往き来をひねもす眺むる | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| たたなはる みょうじんみょうじょうきんときの やまをながむるわがいおのまど 畳なはる 明神明星金時の 山を眺むる我庵の窓 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| かかなめて はこねのやまのふところに いだかれつぺんにしたしむわがいま 日々なめて 箱根の山のふところに 抱かれつペンに親しむわが今 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| はこねらしき すぎのこだちをおちこちに みながらはしるどらいぶのまど 箱根らしき 杉の木立を遠近に 見ながら走るドライヴの窓 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| こけにわの みどりめにしむみちにたち あかずながむるあめのひのごご 苔庭の 緑眼に沁む径に佇ち 飽かず眺むる雨の日の午後 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| きょうにみし こけでらのにわうつしてし みどりひにひにふかみゆくなり 京に見し 苔寺の庭写してし 緑日に日に深みゆくなり | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| ちくりんの あおきがなかにすきみゆる びのやかたこそてんのおうじょう 竹林の 青きが中に透き見ゆる 美の館こそ天の王城 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| いそがしき そのひのわざおえゆあみして みそのさすらうゆうべたのしき いそがしき その日の業終へ湯浴して 御苑さすらふ夕べたのしき | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| きょらいする くもまにみえつかくれする めいがにまがうやまなみのかげ 去来する 雲間に見えつ隠れする 名画にまがう山並の影 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| あめのひは やまもこだちもこくうすく ひねもすうつるさまのうれしき 雨の日は 山も木立も濃く淡く ひねもすうつる様のうれしき | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| しめやかに あめふるひこそさんすいの すいぼくがみるここちこそすれ しめやかに 雨降る日こそ山水の 水墨画見る心地こそすれ | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| つきによく あめにまたよきながめかも はこねはさながらえまきものなり 月によく 雨に又よき眺めかも 箱根はさながら絵巻物なり | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| あさまだき きりふみわけながらゆくにわべ めにあざやかなやまゆりのはな 朝まだき 霧踏み分け乍らゆく庭辺 目に鮮やかな山百合の花 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| たのしさは ところどころのいわにおう なしらぬやまのおぐさみるとき 楽しさは 所々の岩に生ふ 名知らぬ山の小草見る時 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| いつのまに さきしかこうざんしょくぶつの はなとりどりにいわまににおう いつのまに 咲きしか高山植物の 花とりどりに岩間に匂ふ | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| どのいわも こけあおあおとなずみけり しんざんにまがうこのごろのにわ どの岩も 苔青々となづみけり 深山にまがう此頃の庭 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| まはだかの いわそれぞれにこけごろも つけてかがようかみぞののなつ 真裸の 岩それぞれに苔衣 着けてかがやう神苑の夏 | 地上天国51 S28. 8.25 | 箱根の夏 | 
| いとちさき かがくのりもておおぞらの なぞとかめやはあわれがくしゃら いと小さき 科学の理もて大空の 謎解かめやはあはれ学者等 | 「栄光」
        223 S28. 8.26 | |
| にんげんが つくりしかがくもてにんげんの いのちをすくうなんせんすかも 人間が 作りし科学もて人間の 命を救うナンセンスかも | 「栄光」
        223 S28. 8.26 | |
| しゅうきょうは かこのものなりばんにんを すくうちからはすでにほろびぬ 宗教は 過去のものなり万人を 救ふ力は已に滅びぬ | 「栄光」
        223 S28. 8.26 | |
| りくつもて ひとがすくえるものなれば したとかつじでまにあうならめ 理屈もて 人が救えるものなれば 舌と活字で間に合ふならめ | 「栄光」
        224 S28. 9. 2 | |
| りくつもて とけぬしんぴをあきらかに するこそまことのおしえなるらん 理屈もて 説けぬ神秘を明らかに するこそ真の教なるらむ | 「栄光」
        224 S28. 9. 2 | |
| はちのじを ひたいによせてよますとて しんりならねばひとはすくえじ 八の字を 額に寄せて読ますとて 真理ならねば人は救へじ | 「栄光」
        224 S28. 9. 2 | |
| にんげんが つくりしいもてにんげんを すくわんとするなんせんすかも 人間が 作りし医もて人間を 救はんとするナンセンスかも | 「栄光」
        225 S28. 9. 9 | |
| ひもすがら てんじょうみつめいたつきの みをよこたえるひとつくるいじゅつ ひもすがら 天井見つめ病の 身を横たへる人つくる医術 | 「栄光」
        225 S28. 9. 9 | |
| かがくもて やまいがなおるものならば よにやむひとはあらじとおもう 科学もて 病が治るものならば 世に病む人はあらじと思う | 「栄光」
        225 S28. 9. 9 | |
| いたつきを いやすちからのなかりせば しゅうきょうとてもかがくいかなる 病を 医す力のなかりせば 宗教とても科学以下なる | 「栄光」
        226 S28. 9.16 | |
| りくつもて とくしゅうきょうはよをすくう ちからのなきをあかしいるなり 理屈もて 説く宗教は世を救ふ 力のなきを証しゐるなり | 「栄光」
        226 S28. 9.16 | |
| いとふかき しんりをへいいなことばもて とくこそばんにんすくわるるなり いと深き 真理を平易な言葉もて 説くこそ万人救はるるなり | 「栄光」
        226 S28. 9.16 | |
| よをすくう しぐみのもといなりなりて めでたくいわうきょうのみまつり 世を救ふ 仕組の基成りなりて 目出た〔芽出度〕く祝ふ今日の御祭 | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| たかやまの したついわねにちよよろず ゆるがぬいしずえたちにけるかも 高山の 下津磐根に千代万 揺がぬ礎え建ちにけるかも | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| とうほうの ひかりはいよよおおぞらに のぼりてせかいくまなくてらさん 東方の 光はいよよ大空に 昇りて世界隈なく照らさむ | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| ときなれや かみのめぐみのいやちこに まめひとたちにみゆるこのごろ 時なれや 神の恵みのいやちこに 信徒達に見ゆるこのごろ | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| おおいなる めしやのひかりとつくにに かがやきそむるときとなりぬる 大いなる メシヤの光外国に 輝き初むる時となりぬる | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| ひとのめに うつらぬなれどおちこちに かみのしぐみはもえそめにける 人の目に 映らぬなれどをちこちに 神の仕組は燃え初めにける | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| このしぐみ ばんにんのめにうつるとき そのふためきやいかにありなん 此仕組 万人の目に映る時 そのふためきや如何にありなん | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| とよあしはら みずほのくにのあわれさよ あだむしたのもにみちあれにける 豊葦原 瑞穂の国の哀れさよ 仇虫田の面に満ち荒れにける | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| あめかぜを いとわずあせのかいもなく みわたすかぎりたのもかれにき 雨風を いとはず汗の甲斐もなく 見渡すかぎり田の面枯れにき | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| にんげんの いのちのたからうむつちを ひどくにけがすおろかなるよや 人間の 命の宝生む土を 肥毒に汚す愚かなる世や | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| あぜにたち ひどくになえしあきのたを なみだにみつむるあわれたびとら 畦に佇ち 肥毒に萎えし秋の田を 涙に見つむる哀れ田人等 | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| みのかぎり いなだあれけりああわれは いかにひどくのまよいさまさん 見の限り 稲田荒れけり嗚呼吾は 如何に肥毒の迷ひ覚まさむ | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| ひどくには みみかたむけぬたびとらも めざめけんかもこのかれほみて 肥毒には 耳傾けぬ田人等も 目覚めけんかも此枯穂見て | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| ばんにんに しんちをあたえもののりを あかすめしやのおおいなるわざ 万人に 神智を与へ物の理を 明かすメシヤの大いなる業 | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| さかしらの ことにきづかぬめしいらの まなこひらかんかみのひかりに 逆しらの 事に気附かぬ盲等の 眼開かん神の光に | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 全集未収録 | 
| しゃかきりすと まほめっとたちわがすくい いかにまたれんながきとしつき 釈迦キリスト マホメット達我救ひ 如何に待たれん長き年月 | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| わがかくす めしやのちからあらわせば だいせんせかいはうちふるうらん 我蔵す メシヤの力表せば 大千世界は打ち震ふらむ | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| えいこうの くもよりあもるきりすとに かんこのこえはちをどよもさん 栄光の 雲より天降るキリストに 歓呼の声は地をどよもさむ | 祭典時御歌 S28. 9.23-27 | 秋季大祭 御詠 | 
| たいふうも こめのふさくもなにもかも しんりにさかろうとがにぞありける 颱風も 米の不作も何もかも 真理に逆ろう咎にぞありける | 「栄光」
        227 S28. 9.23 | |
| うつしよの もものなやみはかみよそに ひとのちえもてつくりしものなる 現世の 諸の悩みは神外に 人の智慧もて作りしものなる | 「栄光」
        227 S28. 9.23 | |
| いかならん てんさいとてもことごとは ひとのつくりしものとこそしれ 如何ならむ 天災とても悉は 人の作りしものとこそ知れ | 「栄光」
        227 S28. 9.23 | |
| きりすとや しゃかとてもたぬちからもて われはばんみんすくわんとすも キリストや 釈迦とて有たぬ力もて 吾は万民救はんとすも | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| わがみすくう ちからとてなきにんげんに などにんげんをすくいうべしや 我身救う 力とてなき人間に など人間を救ひ得べしや | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| ときめける えらびととてもわがめには いたずらこぞうとうつるなりける 時めける 偉人とても我眼には 悪戯小僧と映るなりける | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| なないろの しゅぎやしそうをこんとろーるし しろいっしょくにかえんわがわざ 七色の 主義や思想をコントロールし 白一色に変へん我業 | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| せんずれば たてとよことのあらそいに ひをけすぼんぷのいかにおおきも 詮ずれば 経と緯との争ひに 日を消す凡夫の如何に多きも | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| あめりかを すくうとうときかみのくい いよようたれぬらふのみやこへ アメリカを 救う尊き神の杭 いよよ打たれぬ羅府の都へ | 地上天国52 S28. 9.25 | ※注 羅府= ロサンゼルス | 
| すのぽちは あめりかのちにくだりけり やがてこうみょうかがやきそめなん ○ヽのポチは アメリカの地に降りけり やがて光明輝き初めなむ | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| とうほうの ひかりはやがてとつくにを くまなくてらすときのちかみぬ 東方の 光はやがて外国を 隈なく照らす時の近みぬ | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| とつくにに メシヤのひかりかがやけば ふためくならんひのもとのたみ 外国に 救主の光輝けば ふためくならん日の本の民 | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| きりすとの まめひとたちもあわてなん まちにまちたるさいりんのとき キリストの 信徒達も慌てなむ 待ちに待ちたる再臨の時 | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| ばいきんの けんきゅうのみにふけりいる ちいさきがくしゃのまなこひらかん 黴菌の 研究のみに耽りゐる 小さき学者の眼開かん | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| れんあいさえ かいけつされぬかがくもて などすくわれんひとのなやみを 恋愛さへ 解決されぬ科学もて など救はれん人の悩みを | 地上天国52 S28. 9.25 | |
| しんりとく わがことたまにさからえば じごくにおつるものとしれかし 真理説く 我言霊に逆らえば 地獄に堕つるものと知れかし | 「栄光」
        228 S28. 9.30 | |
| だいじだいひの かみのおんてにすがらねば やがてならくのそこにしずまん 大慈大悲の 神の御手に縋らねば やがて奈落の底に沈まむ | 「栄光」
        228 S28. 9.30 | |
| まよわずて われにだかれよたちまちに てんごくらくどにすくわるるなり 迷はずて 吾に抱かれよ忽ちに 天国楽土に救はるるなり | 「栄光」
        228 S28. 9.30 | |
| ぜったいの ちからというはめにみえず てにもとどかぬものにぞありける 絶対の 力というは眼に見えず 手にも届かぬものにぞありける | 「栄光」
        229 S28.10. 7 | |
| やまいなおす ちからとてなきしゅうきょうの などあんしんりゅうめいえらるべしや 病治す 力とてなき宗教の など安心立命得らるべしや | 「栄光」
        229 S28.10. 7 | |
| じょうしきに かけたるおしえはばんにんを すくうおしえにあらじとおもえそ 常識に 欠けたる教は万人を 救う教にあらじと思えそ | 「栄光」
        229 S28.10. 7 | |
| くすりもて びょうきをつくりなやみいる そのおろかさをしらすわれはも 薬もて 病気を作り悩みゐる その愚かさを知らす吾はも | 「栄光」
        230 S28.10.14 | |
| そうこんもくひ いしのかけらやこけなどに ひとのいのちをすくうちからあらめや 草根木皮 石の欠片や苔などに 人の命を救ふ力あらめや | 「栄光」
        230 S28.10.14 | |
| あやまれる ぶんめいすくうちからこそ めしやのかみのほかにあらじな 誤れる 文明救う力こそ メシヤの神の外にあらじな | 「栄光」
        230 S28.10.14 | |
| あわれなる かがくのどれいがむねをはり かたいからしていばるおかしさ 哀れなる 科学の奴隷が胸を張り 肩怒らして威張るをかしさ | 「栄光」
        231 S28.10.21 | |
| かがくもて なおらぬやまいをひかがくで なおることわりよにあらめやは 科学もて 治らぬ病を非科学で 治る理世にあらめやは | 「栄光」
        231 S28.10.21 | |
| しんりとは いとかんたんなものにして ややこしきりはひしんりなりける 真理とは いと簡単なものにして ややこしき理は非真理なりける | 「栄光」
        231 S28.10.21 | |
| よをすくう しぐみのもといなりなりて めでたくいわうきょうのみまつり 世を救ふ 仕組の基成りなりて 芽出度く祝ふ今日の御祭 | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| たかやまの したついわねにちよよろず ゆるがぬいしずえたちにけるかも 高山の 下津磐根に千代万 揺がぬ礎え建ちにけるかも | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| とうほうの ひかりはいよよおおぞらに のぼりてせかいくまなくてらさん 東方の 光はいよよ大空に 昇りて世界隈なく照らさむ | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| ときなれや かみのめぐみのいやちこに まめひとたちにみゆるこのごろ 時なれや 神の恵みのいやちこに 信徒達に見ゆるこのごろ | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| おおいなる めしやのひかりとつくにに かがやきそむるときとなりぬる 大いなる メシヤの光外国に 輝き初むる時となりぬる | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| ひとのめに うつらぬなれどおちこちに かみのしぐみはもえそめにける 人の目に 映らぬなれどをちこちに 神の仕組は燃え初めにける | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| このしぐみ ばんにんのめにうつるとき そのふためきやいかにありなん 此仕組 万人の目に映る時 そのふためきや如何にありなん | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| とよあしはら みずほのくにのあわれさよ あだむしたのもにみちあらしける 豊葦原 瑞穂の国の哀れさよ 仇虫田の面に満ち荒らしける | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| あめかぜを いとわずあせのかいもなく みわたすかぎりたのもかれにき 雨風を いとはず汗の甲斐もなく 見渡すかぎり田の面枯れにき | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| にんげんの いのちのたからうむつちを ひどくにけがすおろかなるよや 人間の 命の宝生む土を 肥毒に汚す愚かなる世や | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| あぜにたち ひどくになえしあきのたを なみだにみつむるあわれたびとら 畦に佇ち 肥毒に萎えし秋の田を 涙に見つむる哀れ田人等 | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| みのかぎり いなだあれけりああわれは いかにひどくのまよいさまさん 見の限り 稲田荒れけり嗚呼吾は 如何に肥毒の迷ひ覚まさむ | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| ひどくには みみかたむけぬたびとらも めざめけんかもこのかれほみて 肥毒には 耳傾けぬ田人等も 目覚めけんかも此枯穂見て | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| ばんにんに しんちをあたえもののりを あかすめしやのおおいなるわざ 万人に 神智を与へ物の理を 明かすメシヤの大いなる業 | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| さかしらの ことにきづかぬめしいらの まなこひらかんかみのひかりに 逆しらの 事に気附かぬ盲等の 眼開かん神の光に | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| しゃかきりすと まほめっとたちわがすくい いかにまたれんながきとしつき 釈迦キリスト マホメット達我救い 如何に待たれん長き年月 | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| わがかくす めしやのちからあらわせば だいせんせかいはうちふるうらん 我蔵す メシヤの力表せば 大千世界は打ち震ふらむ | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| えいこうの くもよりあもるきりすとに かんこのこえはちをどよもさん 栄光の 雲より天降るキリストに 歓呼の声は地をどよもさむ | 地上天国53 S28.10.25 | 秋季大祭 御詠 | 
| もみじする はこねのあきのこのひごろ へやぬちにいてこころおちいず 紅葉する 箱根の秋の此日頃 部屋ぬちに居て心落ちいず | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 01 | 
| きのうきょう ようやくあきのいろふかみ つえひかんかもあたりのやまやま 昨日今日 やうやく秋の色深み 杖引かんかもあたりの山々 | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 02 | 
| はるのはなに みまこうばかりのはぜもみじ いろめにしむるはるるひのあさ 春の花に みまごふばかりのはぜ紅葉 色眼に沁むる晴るる日の朝 | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 03 | 
| ひろらかな あおこけにわのいろふかみ もみじのこだちややいろづきぬ ひろらかな 青苔庭の色深み 紅葉の木立やや色づきぬ | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 04 | 
| いしがきの うえよりしだるるあきはぎの はなのしたかげそぞろゆくなり 石垣の 上より枝垂るる秋萩の 花の下かげそぞろ行くなり | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 05 | 
| さきさかる はぎむらのはなちらさじと そでにこころをおきつさすらう 咲きさかる 萩むらの花散らさじと 袖に心をおきつさすらふ | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 06 | 
| こぼれさく はぎのおばなのめぐしさよ こころしてふけにわのあさかぜ こぼれ咲く 萩の小花の愛ぐしさよ 心して吹け庭の朝風 | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 07 | 
| こけむせる いわまにおうるおぐさにも あきのいろみゆふとたたずみぬ 苔むせる 岩間に生うる小草にも 秋の色見ゆふと佇みぬ | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 08 | 
| たがいいし あきはさびしきものなりと されどひにはゆもみじしらずや 誰が言ひし 秋は寂しきものなりと されど陽に映ゆ紅葉知らずや | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 09 | 
| はるよりも このもしとおもいぬあきのいろ にわべのきぐさそめてけるかも 春よりも 好もしと思ひぬ秋の色 庭辺の木草染めてけるかも | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 10 | 
| たたなはる やまところどころもみじありて ひざしにめだちぬわがいおのまど 畳なはる 山所々紅葉ありて 陽射に目立ちぬ我庵の窓 | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 11 | 
| まながいの やまはちかみてみゆるなり いやすみきらうあきばれのあさ まながひの 山は近みて見ゆるなり いや澄みきらう秋晴れの朝 | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 12 | 
| むさしのを このこうげんにうつせるか すすきほなみのゆるるせんごく 武蔵野を 此高原に移せるか 芒穂波の揺るる仙石 | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 13 | 
| かみやまの もみじのよさをわすれかね はるるひをまちつえひかんとおもう 神山の 紅葉の好さを忘れ兼ね 晴るる日を待ち杖引かんと思ふ | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 14 | 
| どらいぶの まどよりとびきゆあきのやま おりおりめにいるいろもみじかも ドライヴの 窓より飛び消ゆ秋の山 折々目に入る色紅葉かも | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 15 | 
| きわやかに ふじうつりいるあしのこを くるまをとめてしばしながめぬ きはやかに 富士映りゐる芦ノ湖を 車を停めてしばし眺めぬ | 地上天国53 S28.10.25 | きはやか(際やか) | 
| さがみわん かがみとまごうもたかどのに ひねもすながめぬあきばれのきょう 相模湾 鏡とまごふも高殿に ひねもす眺めぬ秋晴れの今日 | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 17 | 
| りょうがわゆ しだるるはぎのはなのみち おりおりあおぎついくたのしさよ 両側ゆ 枝垂るる萩の花の路 おりおり仰ぎつ行く楽しさよ | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 18 | 
| しっとりと つゆにぬれいるにわのべに こはぎひともとしずかにさける しっとりと 露に濡れゐる庭の辺に 小萩一本静かに咲ける | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 19 | 
| ようやくに あきふかみけりきぎのいろ あせるがなかにまつのみかがよう やうやくに 秋深みけり木々の色 褪せるが中に松のみかがよふ | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 20 | 
| あきのいろ とおきちかきのけじめなく はやそめてけりやまのはこねを 秋の色 遠き近きのけじめなく はや染めてけり山の箱根を | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 21 | 
| すみきらう あきのさんきをこころゆく ばかりすいつつこうげんをゆく 澄みきらふ 秋の山気を心ゆく ばかり吸ひつつ高原を行く | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 22 | 
| このもしき あきとはなりぬのややまの しぜんにしたしむたのしさおもう 好もしき 秋とはなりぬ野や山の 自然に親しむたのしさおもふ | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 23 | 
| きくやかな やまなみのせんあきぞらを くぎりてけさのさわやかなるかも きくやかな 山並の線秋空を くぎりて今朝の爽やかなるかも | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 24 | 
| はやふじの いただきしろくそめてける ふとめにいりぬあきのとうげじ 早や富士の 頂き白く染めてける ふと眼に入りぬ秋の峠路 | 地上天国53 S28.10.25 | 箱根の秋 25 | 
| むげんぜったいむしむしゅう これぞうちゅうのしんりなりける 無限絶対無始無終 これぞ宇宙の真理なりける | 「栄光」
        232 S28.10.28 | |
| わがおしえ しんぜぬひとこそあわれなり やがてほろぶるときのきぬれば 我教え 信ぜぬ人こそ哀れなり やがて亡ぶる時の来ぬれば | 「栄光」
        232 S28.10.28 | |
| ちいさなる かがくのせかいにとじこまれ だいせんせかいのみえぬあわれさ 小さなる 科学の世界に閉じ込まれ 大千世界の見えぬ哀れさ | 「栄光」
        232 S28.10.28 | |
| れんあいの きょくちというはまことなる かみをこいすることにぞありける 恋愛の 極致というは真なる 神を恋する事にぞありける | 「栄光」
        233 S28.11. 4 | |
| ありがたき ものはかがくなりおそろしき ものもかがくなりこころせよゆめ 有難き ものは科学なり恐ろしき ものも科学なり心せよゆめ | 「栄光」
        233 S28.11. 4 | |
| じょうしきなり ああじょうしきなりじょうしきに はずれてまことのみちにかなうや 常識なり 嗚呼常識なり常識に 外れて真の道に叶うや | 「栄光」
        233 S28.11. 4 | |
| たみくさの いのちのかてのたらざるや きびしきかみのとがにぞありける 民草の 命の糧の足らざるは 厳しき神の咎にぞありける | 「栄光」
        234 S28.11.11 | |
| ほうねんの ことばはむかしがたりなる いまはかなしききょうさくのこえ 豊年の 言葉は昔語りなる 今は悲しき凶作の声 | 「栄光」
        234 S28.11.11 | |
| いがくめいしん ひりょうめいしんのこのふたつ うちやぶらねばよはついえなん 医学迷信 肥料迷信の此二つ 打破らねば世は潰へなん | 「栄光」
        234 S28.11.11 | |
| わがもてる ひかりはひにひにひろごりて やがてだいちをつつむなるらん 我有てる 光は日に日に拡ごりて やがて大地を包むなるらむ | 「栄光」
        235 S28.11.18 | |
| あやまれる ぶんめいただしやまいなく ひんなくいさかいなきよつくらん 誤れる 文明匡し病なく 貧なく争いなき世造らむ | 「栄光」
        235 S28.11.18 | |
| めにみゆる ひとのちからはかぎりあり みえぬむげんのちからぞかみなる 目に見ゆる 人の力は限りあり 見えぬ無限の力ぞ神なる | 「栄光」
        235 S28.11.18 | |
| おおいなる かみのしぐみはいまはしも いっさいばんゆうあらたむるなり 大いなる 神の仕組は今はしも 一切万有革むるなり | 「栄光」
        236 S28.11.25 | |
| あやまれる かがくがつくりしもろもろを たてなおすこそめしやのわざなる 誤れる 科学が作りし諸々を 立直すこそメシヤの業なる | 「栄光」
        236 S28.11.25 | |
| えらびとと よにうたわれるひととても わがまなこにはわらべとみゆめり 偉人と 世にうたはれる人とても 我眼には童と見ゆめり | 「栄光」
        236 S28.11.25 | |
| むかしから おおみたからととうとまる のうみんすくういまにぞありける 昔から 大百姓と尊まる 農民救ふ今にぞありける | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ひりょういらず むしさえわかぬありがたさ ゆたけきみのりになみだするたびとら 肥料要らず 虫さへ湧かぬ有難さ 豊けき稔りに涙する田人ら | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ひどくめいしん うちくだかれてとよあしはら みずほのくににたちかえりける 肥毒迷信 打砕かれて豊葦原 瑞穂の国に立ちかへりける | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ひどくもて けがれにけがれしひのもとの こくどきよむるわざぞとうとき 肥毒もて 穢れに穢れし日の本の 国土浄むる業ぞ尊き | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ひりょうまき あせのかいとてなかりける かれほのみずたながむのうふら 肥料撒き 汗の甲斐とてなかりける 枯穂の水田眺む農夫等 | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| かみがつくりし つちのしんぴさにんげんの つくりしかがくになどわかれめや 神が造りし 土の神秘さ人間の 作りし科学になど分れめや | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| いっさいは がくもてとけるものもあり とけぬものあることしれよかし 一切は 学もて解けるものもあり 解けぬものあること知れよかし | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| だいしぜん せいふくせんとほこりける ひといつしかにせいふくされけり 大自然 征服せんと誇りける 人いつしかに征服されけり | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| あわれなる めしいのまなこひらかんと しんちのひかりはなつわれはも 哀れなる 盲の眼開かんと 神智の光放つ吾はも | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 全集未収録 | 
| ひとのよの もものくるしみきわむれば むちがもとなることをしりけり 人の世の 諸の苦しみ究むれば 無智が因なることを知りけり | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ろうごくを おのがつくりておのがみを なげこむおろかなひとのおおかり 牢獄を 己が作りて己が身を 抛げ込む愚かな人の多かり | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| おのがてに こうふくのつなたちきりて じごくにおつるひとのはかなさ 己が手に 幸福の綱断ち切りて 地獄に堕つる人のはかなさ | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| じごくへの みちもてんごくへのみちも えらぶがままのこのよなりける 地獄への 道も天国への道も 選ぶがままのこの世なりける | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| くにたみの いのちをつなぐかてさえも たらぬはちえのたらぬがゆえなる 国民の 命を繋ぐ糧さへも 足らぬは智慧の足らぬが故なる | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| にんげんを つくりしかみはにんげんを やしなうかてをつくらざらめや 人間を 造りし神は人間を 養う糧を造らざらめや | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| かぎりなき かみのめぐみはわれをして たびとのむちをおしゆなりけり 限りなき 神の恵は吾をして 田人の無智を教ゆなりけり | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ちいさなる がくりをもちておおいなる しぜんのことわりはかりえらめや 小さなる 学理をもちて大いなる 自然の理計り得らめや | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| いとあさき かがくをもちていとふかき つちのしんぴをさぐるおろかさ いと浅き 科学をもちていと深き 土の神秘を探る愚かさ | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ちになやむ あわれはかなきひとぐさを いかすはかみのめぐみなりける 地に悩む 哀れ儚き人草を 生かすは神の恵なりける | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| しゅうきょうも かがくもしんのぶんめいの いずるがまでのかりのものなる 宗教も 科学も真の文明の 出づるがまでの仮のものなる | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| あなあやう あやめもわかぬやみのよを さまよいまようこひつじのむれ あな危ふ あやめも分かぬ闇の世を さまよひ迷う仔羊の群 | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| じんちもて つくりしいっさいにたましいを いれていのちをあたうわれかも 人智もて 作りし一切に魂を 入れて命を与う吾かも | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| えいえんに さかゆるみちはわれがとく おしえよりほかなしとさとれよ 永遠に 栄ゆる道は吾が説く 教えより外なしと覚れよ | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ひどくもて がきどうつくるあわれなる たびとのめしいひらくわれはも 肥毒もて 餓鬼道作る哀れなる 田人の盲開く吾はも | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 全集未収録 | 
| だいメシヤ いでずばやがてほろびなん よぞすくうなりかみのちからに 大救主 出でずばやがて滅びなん 世ぞ救うなり神の力に | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| ひりょうちゅうどくの もとはといえばみたからの こころにすくうめいしんなりける 肥料中毒の 因はといへば百姓の 心に巣喰ふ迷信なりける | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| われはいま めしやとなりてはてしらぬ じごくのなやみうちきらんとすも 吾は今 メシヤとなりて果て知らぬ 地獄の悩み打ち切らんとすも | 地上天国54 S28.11.25 | 命の糧 | 
| うたてさは こくみんのりがいあとにして わがとうだいいちにするこころなり うたてさは 国民の利害後にして 我党第一にする心なり | 「栄光」
        237 S28.12. 2 | うたてさ= 情けない | 
| ともすれば せいじかのしょうじょうかんねんを だいじょうかんねんにきりかえたくおもうも ともすれば 政治家の小乗観念を 大乗観念に切替へたく思うも | 「栄光」
        237 S28.12. 2 | |
| こくみんの りがいをさきにせいさくを ねるあめりかのうらやましきかも 国民の 利害を先に政策を 練るアメリカの羨しきかも | 「栄光」
        237 S28.12. 2 | |
| びょうひんそうの うずまきのなかにうめきいる よをすくうなりめしやのちからに 病貧争の 渦巻の中に呻きいる 世を救うなりメシヤの力に | 「栄光」
        238 S28.12. 9 | |
| もろもろの めいしんみえぬはとこやみの よにぞありけるしるしなりける もろもろの 迷信見へぬは常暗の 世にぞありける徴なりける | 「栄光」
        238 S28.12. 9 | |
| しんぱんの ときせまりきぬぜんとあく たてわけるなりこころせよみな 審判の 時迫り来ぬ善と悪 立て分けるなり心せよみな | 「栄光」
        238 S28.12. 9 | |
| むしんろん はなたかだかととなえいる ものしりたちのあわれさいごは 無神論 鼻高々と唱えいる 物識達の哀れ最後は | 「栄光」
        239 S28.12.16 | |
| いさかいを このむにんげんのはかなさよ やばんのさがののこればなりける 争いを 好む人間の儚さよ 野蛮の性の残ればなりける | 「栄光」
        239 S28.12.16 | |
| いっぽうに かがくをおうかしいっぽうに かがくにくるしむふしぎなるよや 一方に 科学を謳歌し一方に 科学に苦しむ不思議なる世や | 「栄光」
        239 S28.12.16 | |
| しちじゅうねん ふりさけみればわがすぐせ あまりにくしくあまりにうずなる 七十年 振りさけみれば我過去 あまりに奇しくあまりに珍なる | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| ひとのよの はじまりてよりためしなき われがさだめをつくづくおもうも 人の世の 肇りてより例しなき 吾が運命をつくづく思ふも | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| きゅうせいの みわざひにひにすすみゆき やがてせかいにどよめきわたらん 救世の 神業日に日に進みゆき やがて世界にどよめき渉らむ | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| いまだめに みえねどみろくのせいだいは すでになりけりたまのよのおく 未だ目に 見えねど弥勒の聖代は 已に成りけり霊の世の奥 | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| わがもてる たまのひかりはひにつきに かがやきますなりこころせよみな 我有てる 玉の光は日に月に 輝き増すなり心せよみな | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| くろまくを さっとおとせばわがひかり そのまばゆさにまなこくらまん 黒幕を サツと落せば我光 その眩ゆさに眼くらまん | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| にんげんの ちからとかみのちからとの ちがいさちえもてはかりうべしや 人間の 力と神の力との 異ひさ智慧もて計り得べしや | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| しんぴなり ああしんぴなりわがいわれ くちやふでもてあらわすよしなき 神秘なり 嗚呼神秘なり我因縁 口や筆もて表はす由なき | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| ゆめとのみ おもいしこともまざまざと まこととなりぬこのごろのわれ 夢とのみ 思ひし事もまざまざと 実となりぬこのごろの吾 | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| さながらに このよからなるてんごくと みまごうばかりずいうんきょうかも さながらに この世からなる天国と 見まごふばかり瑞雲郷かも | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| ゆうげんびみょう ふかさもしらぬかみのなぞ かたちとなりてあれなんとすも 幽幻微妙 深さも知らぬ神の謎 形となりて現れなんとすも | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| あくがれの ちじょうてんごくいまはしも あたみのおかにたつぞうれしき あくがれの 地上天国今はしも 熱海の丘に立つぞ嬉しき | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| いにしえゆ いまのいままでゆめとのみ おもいしこのよのてんごくうまれし 古へゆ 今の今まで夢とのみ 思ひしこの世の天国生まれし〔ぬ〕 | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| ぜんせかい まなこみはらんいとたかき びのてんごくはあたみにうまれぬ 全世界 眼瞠らむいと高き 美の天国は熱海に生まれぬ〔し〕 | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| ひのもとの くにのほこりとわれはいま はこねあたみにてんごくつくりぬ 日の本の 国の誇りと吾は今 箱根熱海に天国造りぬ | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| かむわざと みるのほかなしときのまに なりぬあたみのげいじゅつのさと 神業と 見るの外なし時の間に 成りぬ熱海の芸術の郷 | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| うみやまの けいかんをせにびのらくど われはつくりぬあたみのおかに 海山の 景観を背に美の楽土 吾は造りぬ熱海の丘に | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| はこねあたみの ちじょうてんごくとつくにの ひとはせかいのめいしょといいける 箱根熱海の 地上天国外国の 人は世界の名所と言ひける | 祭典時御歌 S28.12.23 | 御生誕祭 御詠 | 
| しんずるものはすくわれ しんぜぬものはすくわれぬ これぞさいごのしんぱんなりける 信ずる者は救はれ 信ぜぬ者は救はれぬ これぞ最後の審判なりける | 「栄光」
        240 S28.12.23 | |
| むしんろん はなたかだかととなえいる ひとまずほろびんしんぱんのとき 無神論 鼻高々と唱えいる 人先ず滅びん審判の時 | 「栄光」
        240 S28.12.23 | |
| しゅうきょうは かこのものとはなりにける かたちのみにていのちなければ 宗教は 過去のものとはなりにける 形のみにて生命なければ | 「栄光」
        240 S28.12.23 | |
| くるしみを つくるぶんめいたのしみを つくるぶんめいときりかえるなりわれは 苦しみを 作る文明楽しみを 作る文明と切替えるなり吾は | 地上天国55 S28.12.25 | |
| おもてには へいわをとなえそのうらに やいばをみがくよにぞありける 表には 平和を唱えその裏に 刃を磨く世にぞありける | 地上天国55 S28.12.25 | |
| にんげんの つくりしりくつにとらわれて まことのみえぬおろかなるよや 人間の 作りし理屈に囚はれて 真の見えぬ愚かなる世や | 地上天国55 S28.12.25 | |
| かがくもて じじつをまげるうかつさを かしこきものとおもうおろかさ 科学もて 事実を枉げるうかつさを 賢きものとおもふ愚かさ | 地上天国55 S28.12.25 | |
| しんりとは じじつのままにうけいれる ことよりほかになしとしれかし 真理とは 事実のままに受け入れる 事より外になしと知れかし | 地上天国55 S28.12.25 | |
| りくつもて なおらぬものはいじゅつなり りくつなくなおるものこそじょうれいのわざ 理屈もて 治らぬものは医術なり 理屈なく治るものこそ浄霊の業 | 地上天国55 S28.12.25 | |
| あやまれる りくつをしんじあやまらぬ りくつをしんぜぬめしいのよなるも 誤れる 理屈を信じ誤らぬ 理屈を信ぜぬ盲の世なるも | 地上天国55 S28.12.25 | 全集未収録 | 
| いにしえゆ すくいのみちはかずあれど まことのすくいはめしやのみなる 古へゆ 救いの道は数あれど 真の救いはメシヤのみなる | 地上天国55 S28.12.25 | |
| しゅうきょうも かがくもかこのものとならん かみのつくれるぶんめいいでなば 宗教も 科学も過去のものとならむ 神の作れる文明出でなば | 地上天国55 S28.12.25 | |
| いまのよの かがくもかみのおんめには おさなきわらべのがんぐとひとしき 今の世の 科学も神の御眼には 幼き童の玩具と等しき | 地上天国55 S28.12.25 | |
| かがくめいしんに まなこうばわれしんじつの みえぬめしいのよぞおそろしも 科学迷信に 眼奪はれ真実の 見えぬ盲の世ぞおそろしも | 地上天国55 S28.12.25 | 全集未収録 | 
| かがくめいしんが つくるやまいときょうさくの わざわいをたつわがすくいかも 科学迷信が 作る病と凶作の 災を絶つ我救いかも | 地上天国55 S28.12.25 | |
| おそろしき ひどくめいしんこのどから きえてうまるるのうそんてんごく 恐ろしき 肥毒迷信此土から 消へて生まるる農村天国 | 地上天国55 S28.12.25 | |
| すのかみに かわりてわれはさんがいの ばんれいすくうおおいなるわざ 主の神に 代りて吾は三界の 万霊救う大いなる業 | 地上天国55 S28.12.25 | |
| しゃかきりすと まほめっととてわがいずる までのすくいのせいじゃなりける 釈迦キリスト マホメットとて我出づる までの救いの聖者なりける | 地上天国55 S28.12.25 | |
| やおよろず かみもほとけもわがまえに ぬかずきすくいをねぐるいまはも 八百万 神も仏も我前に 額づき救いを願ぐる今はも | 地上天国55 S28.12.25 | |
| わがひかり せかいばんみんてらすとき かんきのこえはちをどよもさん わが光 世界万民照らす時 歓喜の声は地をどよもさむ | 地上天国55 S28.12.25 | |
| たいようの こくてんこそはすのかみの とうときみたまとしれよよのひと 太陽の 黒点こそは主の神の 尊き御魂と知れよ世の人 | 地上天国55 S28.12.25 | |
| しんちもて いっさいのなぞあきらかに とくなりわれはかみのまにまに 神智もて 一切の謎明らかに 解くなり吾は神のまにまに | 地上天国55 S28.12.25 | |
| しんじんと となうるふかきことのはの なぞはいよいよわれあかさなん 神人と 唱ふる深き言の葉の 謎はいよいよ吾証さなん | 地上天国55 S28.12.25 | |
| しんじんごういつの ちからふるいてみだれたる このうつしよをすくうわれかな 神人合一の 力揮いて乱れたる この現し世を救う吾かな | 地上天国55 S28.12.25 | |
| おそろしき さたんもだいばもようやくに わがぐんもんにくだるふしみゆ 恐ろしき サタンも提婆もやうやくに 我軍門に降る節見ゆ | 地上天国55 S28.12.25 | |
| いかならん まがつなりとてわがふるう こんごうりきにむかいうべしや 如何ならむ 曲津なりとて我ふるう 金剛力に向い得べしや | 地上天国55 S28.12.25 | |
| わがふるう ちからはたいようのせいにして とこよのやみをうちはらすなり 我揮う 力は太陽の精にして 常世の暗を打ち晴らすなり | 地上天国55 S28.12.25 | |
| いままでの いかなるすくいもつきなれば ひかりはうすくちからよわかり 今までの 如何なる救いも月なれば 光は薄く力弱かり | 地上天国55 S28.12.25 | |
| やくどくと ひどくのためにけがされし よをきよめなんかみにかわりて 薬毒と 肥毒の為に汚されし 世を浄めなん神に代りて | 地上天国55 S28.12.25 | |
| ばいきんの もうじゃうごめくこのだいち きよむるわざはじょうれいなりける 黴菌の 亡者蠢くこの大地 浄むる業は浄霊なりける | 地上天国55 S28.12.25 | |
| てんさいを うむじんさいのふかきりを あかすはしんちのかがくなりけり 天災を 生む人災の深き理を 分すは神智の科学なりけり | 地上天国55 S28.12.25 |