――― 岡 田 自 観 師 の 御 歌 集 ―――

 

御     歌

原   典

きいているかれのそらごと ああはやく おれのずのうをとおってしまえ
聴いてゐる彼の虚言 アヽ速く 俺の頭脳を通つてしまへ
山と水 0425
S 7.12.25
感 情
きがんかいせき かずかずありてくだりゆく みちしらぬまにふもとにつきぬ
奇巌怪石 数々ありて下りゆく 路しらぬまに麓につきぬ
山と水 0336
S 6.11. 1
筑波根の秋
きぎのはを ならしてゆきししらさめの はやうるわしきにじとなりける
木々の葉を 鳴らしてゆきし白雨の はや美しき虹となりけり
山と水 0915
S 8.**.**
ききょうのはな いとつつまじ〔し〕くはんどこに においてよきもわがちさきへや
桔梗の花 いとつつまじ〔し〕く半床に 匂いてよきもわが小さき部屋
山と水 0587
S 7.10.12
秋 草
きくいけて たらうあさかなながあめの やみてしょうじにひのうららかさ
菊生けて 足らう朝かな長雨の やみて障子に陽のうららかさ
山と水 1145
S 9.10.26
秋たけぬ
きくやかな やまなみのせんあきぞらを くぎりてけさのさわやかなるかも
きくやかな 山並の線秋空を くぎりて今朝の爽やかなるかも
地上天国53
S28.10.25
箱根の秋24
きくやかに あきぞらにうかむやまなみを あさなゆうなにみるしんきょかな
きくやかに 秋空に浮む山並を 朝な夕なに観る新居かな
明麿近詠集
S22. 9.15
315
観山亭
きさらぎの すえともなればはるめきて ふゆかればやしまひにあかるき
如月の 末ともなれば春めきて 冬枯林真陽に明るき
明麿近詠集
S11. 2.21
008
春の訪れ
きしをうつ なみのほしろくきらきらと あさひにはゆるきしゃのまどかな
岸を打つ 波の秀白くきらきらと 旭日に映ゆる汽車の窓かな
山と水 0182
S 6. 8.15
きせきなり ああきせきなりしゅうきょうに きせきなければたましいなきなる
奇蹟なり 嗚呼奇蹟なり宗教に 奇蹟なければ魂なきなる
S28. 3.23 春季大祭
御歌09
きせきなり ああきせきなりしゅうきょうに きせきなければたましいなきなる
奇蹟なり 嗚呼奇蹟なり宗教に 奇蹟なければ魂なきなる
地上天国47
S28. 4.25
春季大祭
御詠
きせきなり ああきせきなりにんげんの ちえもてはかれぬうずのかむわざ
奇蹟なり 嗚呼奇蹟なり人間の 智恵もてはかれぬ珍の神業
地上天国16
S25. 8.15
 
きせきなり ああきせきなりにんげんの ちえもてはかれぬうずのかむわざ
奇蹟なり 嗚呼奇蹟なり人間の 智慧もて計れぬ珍の神業
御讃歌集
(改)285
救ひの業
きちょういみんのようなせいねんが いとほこらしげだ
帰朝移民のような青年が いとほこらしげだ*
山と水 0645
S 7.12.10
銀座の夜
きのうきょう ようやくあきのいろふかみ つえひかんかもあたりのやまやま
昨日今日 やうやく秋の色深み 杖引かんかもあたりの山々
地上天国53
S28.10.25
箱根の秋
02
きのうまでの うっとうしさのかげもなく そらはれわたるけさのうららさ
昨日までの 鬱陶しさのかげもなく 空晴れ渡る今朝のうららさ
地上天国48
S28. 5.25
嵯峨紀行02
きのしまる ふゆのけはいにさかりいる こどもらたちをおもいづるあさ
気のしまる 冬のけはいにさかりゐる 子供等達を思いづる朝
山と水 1146
S 9.10.26
秋たけぬ
きのめふく ころのやまじはたのしけれ うきうきとしてわれひとりすぐ
木の芽ふく 頃の山路はたのしけれ うきうきとして吾一人すぐ
山と水 1106
S 9.**.**
春の山路
きばみける いちょうひともとえだはりて かがよいたてりふるどうのまえ
黄ばみける 公孫樹一本枝はりて かがよい立てり古堂の前
山と水 0953
S 8. 9.18
きびしかりし ふゆのさむさにとばりして いとおおらかにはるはきにけり
きびしかりし 冬の寒さにとばりして いと大らかに春は来にけり
御光話録4
S24. 2. 4
立春の御歌
きびしかりし ふゆのさむさにとばりして いとおおらかにはるはたちけり
厳しかりし 冬の寒さに帳りして いと大らかに春は立ちけり
明麿近詠集
S24. 2. 4
373
立 春
きびしかりし ふゆのさむさにとばりして いとおおらかにはるはたちけり
厳しかりし 冬の寒さに帳りして いと大らかに春は立ちけり
地上天国3
S24. 4.20
立春御歌
きびょうせん みっつのわざわいのがるるは わがとくおしえしんずるほかなき
饑病戦 三つの災免るるは 我説く教へ信ずる外なき
地上天国40
S27. 9.25
 
きぼうが ちからいっぱい なんとどんじゅうなおれを ひっぱることよ
希望が 力一パイ 何と鈍重な俺を ひつぱる事よ
山と水 0508
S 7. 3. 1
自分の今
ぎぼしゅはぎ くまざさしげむののすえに いとなだらかなはるなふじかな
擬宝珠萩 熊笹茂む野の末に いとなだらかな榛名不二かな
山と水 0126
S 6. 7.15
ハルナ登山
きまぐれな こころがよるのしんじゅくに きてしまいけりつまもともなる
気まぐれな 心が夜の新宿に 来てしまいけり妻も倶なる
山と水 1131
S 9. 7.23
きみがよは ちよにやちよとうたわれし かたきいしずえゆらぎそめける
君ケ代は 千代に八千代と謳はれし 固き礎揺ぎ初めける
明麿近詠集S21. 2. 5 179
黎 明
きみこうて ときまつがえにほたるびの もゆるひかりをわれとみしかな
君恋うて 時松ケ枝に蛍火の 燃ゆる光を吾とみしかな
山と水 0140
S 6. 8. 6
きゃくあれば ときのおしかりきゃくなくば うらさみしけれこれがひとのこころか
客あれば 時の惜しかり客なくば うらさみしけれこれが人の心か
山と水 1212
S10. 4.10
新  居
きゃくはみな かえりてしずかなひとときを たばこをふかすくせもたのしき
客はみな 帰りて静かな一時を 煙草をふかす癖もたのしき
山と水 1202
S10. 4.10
身辺詠
(一)
きゅうしゅんを すらすらのぼるけーぶるの まどにくさきのみなしたへゆく
急峻を すらすら登るケーブルの 窓に草木のみな下へゆく
山と水 0332
S 6.11. 1
筑波根の秋
きゅうせいの かみのみちからおおけなくも たまいてわれによさしたまいぬ
救世の 神の御力おほけなくも 賜ひて吾に任し給ひぬ
御讃歌集
(改)393
神人の業
きゅうせいの かみのみちからおおけなくも われにたまいてよさせたまいぬ
救世の 神の御力おほけなくも 吾に給ひて任せ給ひぬ
岡田茂吉全集
S26. 1. 1
新年御歌10
きゅうせいの ふかきしんぴをあかさんと かみはひとやにわれいざないぬ
救世の 深き神秘を証さんと 神は牢獄に吾誘ひぬ
地上天国16
S25. 8.15
 
きゅうせいの ふかきしんぴをあかさんとかみはひとやにいざないにけり
救世の 深き神秘を明さむと 神は牢獄に誘ひにけり
御讃歌集
(改)403
ほうなん
法難
きゅうせいの みちからふるわんいましよは くずれんとするぜんやなりせば
救世の 神力揮はむ今し世は 崩れんとする前夜なりせば
光宝会資料
S25. 1. 1
新年御歌
祭典時43
きゅうせいの みちからふるわんいましよは くずれんとするぜんやなりせば
救世の 神力揮はむ今し世は 崩れんとする前夜なりせば
地上天国13
S24.12.21
大浄化
きゅうせいの みわざのぬしはいまはしも ひかりとなりてあれなんとすも
救世の 御業の主は今はしも 光となりて現れなんとすも
「栄光」186
S27.12.10
 
きゅうせいの みわざひにひにすすみゆき やがてせかいにどよめきわたらん
救世の 神業日に日に進みゆき やがて世界にどよめき渉らむ
S28.12.23 御聖誕祭
御歌03
きゅうせいの みわざひにひにすすみゆき やがてせかいにどよめきわたらん
救世の 神業日に日に進みゆき やがて世界にどよめき渉らむ
地上天国 56
S29. 1.25
御生誕祭
御詠
きゅうせいの わざとしいえどやまいなき ひとをつくらんことにぞありける
救世の 業としいえど病なき 人を作らむ事にぞありける
光宝会資料
S25. 1. 1
新年御歌
祭典時40
きゅうせいの わざとしいえどやまいなき ひとをつくらんことにぞありける
救世の 業としいえど病なき 人を造らむ事にぞありける
地上天国13
S24.12.21
大浄化
きょういくも どうとくりんりもわがおしえ うまるるまでのかりのものなる
教育も 道徳倫理も我教 生まるるまでの仮のものなる
「栄光」 213
S28. 6.17
 
きょううたう かみのみうたはいとふかき しぐみあるなりこころにとどめそ
今日詠ふ 神の御歌はいと深き 仕組あるなり心に止めそ
S26. 9.23 秋季大祭
御歌15
きょうげきの こうえんかいにひとくさり さんぜんしんとのまえにベんじぬ
京劇の 講演会に一くさり 三千信徒の前に弁じぬ
※京劇=京都市京都劇場(昭和28年4月10日)
地上天国48
S28. 5.25
嵯峨紀行31
きょうにみし こけでらのにわうつしてし みどりひにひにふかみゆくなり
京に見し 苔寺の庭写してし 緑日に日に深みゆくなり
地上天国51
S28. 8.25
箱根の夏21
きょうはしも ことしはるたつよきひなり わがわざひらくるはじめとぞおもう
今日はしも 今年春立つよき日なり 吾業開くる始とぞ思ふ
御光話録補
S23. 2. 5
 
きょうはしも われしちじゅうのせいたんを ことほぎつどうまめひとのむれ
今日はしも 吾七十の生誕を 祝ぎ集ふ信徒の群
S27.12.23 御聖誕祭
御歌01
きょうはしも われしちじゅうのせいたんを ことほぎつどうまめひとのむれ
今日はしも 吾七十の生誕を 祝ぎ集ふ信徒の群
地上天国44
S28. 1.25
御聖誕祭
御詠
きょうはしも われよにあれてしちじゅうねんの よきひことほぐまめひとのむれ
今日はしも 我世に生れて七十年の 佳き日祝ぐ信徒のむれ
S26.12.23 御聖誕祭
御歌01
※しも=特に取り上げて強調する意を表す。    
きょうもんもしほんろんも としょかんのもくろくだけのそんざいではいぎをなさない
経文も資本論も 図書館の目録だけの存在では意義をなさない
山と水 0299
S 6.10.18
偶 像
きょうもんや ばいぶるももたびよむとても こころのかてとならじとひという
経文や バイブル百度読むとても 心の糧とならじと人いふ
「栄光」249
S29. 2.24
 
きょうよりは ちからをあわせひたむきに よのためみちのためにつくさん
今日よりは 力を協せひたむきに 世の為道の為に尽く〔尽〕さん
御讃歌集
(改)443
結婚
きょうよりは もものわざわいきえぬらむ こうみょうにょらいいつきまつりて
今日よりは 諸の災い消えぬらむ 光明如来斎き祭りて
御讃歌集
170
みまつり
御祭
きょうよりは もものわざわいきえぬらむ こうみょうにょらいいつきまつりて
今日よりは 諸の災ひ消え〔へ〕ぬらむ 光明如来斎き奉りて
御讃歌集
(改)105
斎き奉りて
きょうらくの よさはさがのにきわまるか ここにつえひくきゃくたえぬなり
京洛の よさは嵯峨野に極まるか ここに杖引く客絶えぬなり
地上天国48
S28. 5.25
嵯峨紀行30
きよめられし つちのおもてにおおきなる かきのわくらばみつよつちれる
清められし 土の面に大きなる 柿のわくら葉三つ四つ散れる
※わくら葉=(病葉)夏に赤・黄に変色した葉。
山と水 0355
S 6.11.10
落  葉
きょらいする くもまにみえつかくれする めいがにまがうやまなみのかげ
去来する 雲間に見えつ隠れする 名画にまがう山並の影
地上天国51
S28. 8.25
箱根の夏24
きよらけき はこねのやまのいただきに かみをたたゆるきょうのうれしさ
清らけき 箱根の山の頂に 神を称ゆる今日の嬉しさ
S26. 9.23 秋季大祭
御歌03
きらびやかな ほんどうながるるどくきょうの こえききいればほかげゆらめく
きらびやかな 本堂流るる読経の 声ききゐれば灯光ゆらめく
山と水 0698
S 8.**.**
杉 並(堀之内祖師堂) 新東京を詠む
きらびやかなかふぇーのがいしょくからうける いっしゅのひあい
きらびやかなカフェーの外飾から受ける 一種の悲哀
山と水 0651
S 7.12.10
銀座の夜
きりこむる このみずぎわもおぼろげに さざなみみえていとしずかなり
霧こむる 湖の水際もおぼろげに 小波見えていと静かなり
山と水 0112
S 6. 7.15
ハルナ登山
きりすとに さたんしゃかにだいばあり われにもありぬもろもろのまが
キリストに サタン釈迦に提婆あり我にもありぬもろもろの曲
御光話録7
S24. 3. 6
 
きりすとに さたんしゃかにだいばあり われにもありぬもろもろのまが
キリストに サタン釈迦には提婆あり 我にもありぬもろもろの曲
地上天国4
S24. 3. 6
救主降臨
きりすとに さたんしゃかにはだいばあり われにもありぬもろもろのまが
キリストに サタン釈迦には醍〔提〕婆あり 我にもありぬもろもろの曲
明麿近詠集
S24. 2.**
382
救主降臨
きりすとの きせきといえどわがでしの あらわすきせきとおなじなるらん
キリストの 奇蹟といへど我弟子の 顕はす奇蹟と同じなるらむ
「栄光」204
S28. 4.15
 
きりすとの きせきといえどわがでしは おちこちひにひにあらわしいるなり
キリストの 奇蹟といへど我弟子は をちこち日に日に顕〔は〕しゐるなり
S27. 9.23 秋季大祭
御歌13
きりすとの きせきといえどわがでしは おちこちひにひにあらわしいるなり
キリストの 奇蹟といへど我弟子は をちこち日に日に顕はしゐるなり
地上天国42
S27.11.25
 
きりすとの きせきといえどわがでしは ひごとよごとにあらわしいるなり
キリストの 奇蹟といえど我弟子は 日毎夜毎に顕わしゐるなり
S27. 2. 5 立春祭
御歌11
きりすとの きせきといえどわがでしは ひごとよごとにあらわしいるなり
キリストの 奇蹟といへど我弟子は 日毎夜毎に顕はしゐるなり
地上天国33
S27. 2.25
 
きりすとの きせきをいまにあらわしつ よびとをすくうひとつくるわれ
キリストの 奇蹟を今に表はしつ 世人を救ふ人造るわれ
明麿近詠集
S21. 3. 6
251
きりすとの さいりんのなぞとけぬらん めしやのいずるときのきぬれば
キリストの 再臨の謎解けぬらん メシヤの出づる時の来ぬれば
S26. 6.15 日光殿落成記念祭10
きりすとの さいりんメシヤのこうりんも みろくげしょうもおなじいみなる
キリストの 再臨救世主の降臨も 弥勒下生も同じ意味なる
「救世」53
S25. 3.11
五六七祭
御歌
きりすとの さいりんメシヤのこうりんも みろくげしょうもおなじいみなる
キリストの 再臨救世主の降臨も 弥勒下生も同じ意味なる
光宝会資料
S25. 3.**
光宝会大祭
御歌06
きりすとの ちちなるかみはすのかみと しれよまめひとわれとあわせて
キリストの 父なる神は主の神と 知れよ信徒吾と併せて
祭典時御歌
S29. 1. 1
新年御詠 13
きりすとの ちちなるかみはすのかみと しれよまめひとわれとあわせて
キリストの 父なる神は主の神と 知れよ信徒吾と併せて
地上天国 57
S29. 2.25
新年御詠
きりすとの てんごくしゃかのとそつてん にもやあたみのちじょうてんごく
キリストの 天国釈迦の都卒天 にもや熱海の瑞雲天国
地上天国 59
S29. 6.15
熱海の春
きりすとの となえしさいごのさばきとは かみのれいかによぞきよむなり
キリストの 唱えし最後の裁きとは 神の霊火に世ぞ浄むなり
明麿近詠集S24. 5.** 420
火の洗礼
きりすとの となえしさいごのさばきとは かみのれいかによぞきよむなり
キリストの 唱えし最後の裁きとは 神の霊火に世ぞ浄むなり
地上天国5
S24. 6.25
 
きりすとの となえしさいごのさばきとは ひのせんれいのことにぞありける
キリストの 唱へし最後の審判とは 火の洗霊の事にぞありける
御讃歌集
(改)198
審判
きりすとの となえたまいしよのおわり とはよるのおわりにぞある
キリストの 唱へ給ひし世の終り とは夜の終りにぞある
岡田茂吉全集
S25. 2. 4
立春御歌
祭典時18
きりすとの のらせたまいしてんごくの ふくいんわれはつたえんとすも
キリストの 宣らせ給ひし天国の 福音吾は伝へむとすも
御讃歌集
(改)302
諸の聖者
きりすとの ひのせんれいはいままさに よにあれなんとすもこころせよみな
キリストの 火の洗礼は今正に 世に現れなんとすも心せよみな
地上天国14
S25. 3.20
 
きりすとの またれたまいしてんごくの ふくいんわれはつたえんとすも
キリストの 待たれ給ひし天国の 福音吾は伝へんとすも
岡田茂吉全集
S26. 1. 1
新年御歌12
きりすとの まめひとたちもあわてなん まちにまちたるさいりんのとき
キリストの 信徒達も慌てなむ 待ちに待ちたる再臨の時
地上天国52
S28. 9.25
 
きりすとは あがないぬしとあれたまい めしやはすくいのぬしとあるるも
キリストは 贖い主と生れ給ひ メシヤは救ひの主と生るるも
御讃歌集
(改)306
諸の聖者
きりすとは こがねのくににさいりんの ちかいのこしてしょうてんされにき
キリストは 黄金の国に再臨の 誓残して昇天されにき
地上天国28
S26. 9.25
神と吾
きりすとは ばんにんのつみおいしかど われはばんにんのつみゆるすなり
キリストは 万人の罪負ひしかど 吾は万人の罪赦すなり
S26.12.23 御聖誕祭
御歌04
きりすとは メシヤなりけりいやはての よにあれまするしぐみなりける
キリストは 救世主なりけりいやはての 世に現れまする仕組なりける
S26. 6.15 日光殿落成記念祭12
きりすとも しゃかまほめっともいたつきを いやすちからはなかりけるかも
キリストも 釈迦マホメットも病きを 医す力はなかりけるかも
「栄光」257
S29. 4.21
 
きりすとも しゃかまほめっともげいじゅつの たしなみなかりきおしとこそおもう
キリストも 釈迦マホメットも芸術の 嗜みなかりき惜しとこそ思ふ
「栄光」208
S28. 5.13
 
キリストも しゃかまほめっともたまのよに ありてたらわんわれのみわざを
基督も 釈迦マホメットも霊の世に ありて足らはむ吾の御業を
「栄光」212
S28. 6.10
 
きりすとも しゃかまほめっともわがいずる までのよをもるやくめなりける
キリストも 釈迦マホメットも我出づる までの世を護る役目なりける
祭典時御歌
S29. 1. 1
新年御詠 17
きりすとも しゃかまほめっともわがいずる までのよをもるやくめなりける
キリストも 釈迦マホメットも我出づる までの世を護る役目なりける
地上天国 57
S29. 2.25
新年御詠
きりすとも しゃかもあたまをさげぬらん わがあらわせるきせきしみれば
キリストも 釈迦も頭を下げぬらむ 我現はせる奇蹟し見れば
「栄光」203
S28. 4. 8
 
きりすとも しゃかもこいちょうもののみは かたらぬままによぞさりにける
キリストも 釈迦も恋てふもののみは 語らぬままに世ぞ去りにける
地上天国29
S26.10.25
神と恋
きりすとも しゃかもこうしもこのおしえ いかにながきよまたれけるかも
キリストも 釈迦も孔子も此教 如何に永き世待たれけるかも
地上天国10
S24.11.20
S24.10.24
きりすとも しゃかもこうしもこのすくい いかにまたれしてんごくにいまして
キリストも 釈迦も孔子もこの救ひ 如何に待たれし天国に居まして
御讃歌集
(改)300
もものせいじゃ
諸の聖者
きりすとも しゃかもこうしもまほめっとも わがあれいずるまでのくさびそ
キリストも 釈迦も孔子もマホメットも わが現れ出づるまでの楔そ
御光話録7
S24. 3. 6
 
きりすとも しゃかもこうしもまほめっとも わがあれいづるときぞまたれん
キリストも 釈迦も孔子もマホメットも わが現れ出づる時ぞ待たれん
明麿近詠集
S24. 2.**
388
救主降臨
きりすとも しゃかもたたえんおおいなる わがかむわざをかくりよにいまして
キリストも 釈迦も讃えむ大いなる わが神業を幽世に居まして
御讃歌集
105
地上天国
きりすとも しゃかもたたえんおおいなる わがかむわざをてんごくにいまして
キリストも 釈迦も讃へむ大いなる 我神業を天国に居まして
御讃歌集
(改)088
神業
きりすとも しゃかもとげざるきゅうせいの おおきみわざをわれなしとげん
キリストも 釈迦も遂げざる救世の 大き御業を吾成し遂げん
明麿近詠集
S19. 2. 5
172
立春其他
きりすとも しゃかもひじりのもろもろも われあるるひをいかにまたれし
基督も 釈迦も聖りの諸々も 吾現るる日を如何に待たれし
地上天国20
S26. 1.25
 
きりすとも しゃかもふたたびうまれこよ なれとわれとのちからためさん
基督も 釈迦も再び生れ来よ 汝と吾との力試さん
明麿近詠集
S15.12.23
050
きりすとも しゃかもめしやのあれまさん ときくるまでのつゆはらいなる
キリストも 釈迦もメシヤの生れまさむ 時来る迄の露払ひなる
祭典時
S26. 2. 5
立春御詠18
きりすとも しゃかもめしやのあれまさん ときくるまでのつゆはらいなる
キリストも 釈迦もメシヤの生れまさむ 時来るまでの露払ひなる
御讃歌集
(改)303
もものせいじゃ
諸の聖者
きりすとも しゃかもめしやもかんのんも ひとのすがたのかみにぞありけり
キリストも 釈迦もメシヤも観音も 人の姿の神にぞありけり
地上天国4
S24. 3. 6
救主降臨
きりすとも しゃかもめしやもかんのんも ひとのすがたのかみにぞありける
キリストも 釈迦もメシヤも観音も 人の姿の神にぞありける
明麿近詠集
S24. 2.**
392
救主降臨
きりすとも しゃかもめしやもかんのんも ひとのすがたのかみにぞありける
キリストも 釈迦もメシヤも観音も 人の姿の神にぞありける
御光話録7
S24. 3. 6
 
きりすとも しゃかももろもろせいじゃたちの おしえをいかすわれにぞありける
キリストも 釈迦も諸もろ聖者たちの 教を生かす吾にぞありける
光宝会資料
S25. 1. 1
新年御歌
祭典時33
きりすとも しゃかももろもろせいじゃたちの ことばをいかすわれにぞありける
キリストも 釈迦も諸もろ聖者たちの 言を生かす吾にぞありける
地上天国13
S24.12.21
大浄化
きりすとも しゃかもわがわざたすけんと たまのせかいにはげみいるなり
キリストも 釈迦も我業援けむと 霊の世界に励みゐるなり
S28. 3.23 春季大祭
御歌16
きりすとも しゃかもわがわざたすけんと たまのせかいにはげみいるなり
キリストも 釈迦も我業援けむと 霊の世界に励みゐるなり
地上天国47
S28. 4.25
春季大祭
御詠
きりすとや しゃかとてもたぬちからもて われはばんみんすくわんとすも
キリストや 釈迦とて有たぬ力もて 吾は万民救はんとすも
地上天国52
S28. 9.25
 
きりすとや しゃかにもまさるすくいぬし あもらざりせばよはいかならめ
基督や 釈迦にも優る救主 天降らざりせば世は如何ならめ
明麿近詠集
S16. 1.22
082
キリストや しゃかにもみざるかむわざを おこなうくしきわがさだめかも
基督や 釈迦にも見ざる神業を 行う奇しき我運命かも
明麿近詠集
S21. 3. 3
234
神の愛
きりすとや しゃかののぞみをわれはいま はたさんとしてひによにいそしむ
キリストや 釈迦の望みを吾は今 果さんとして日に夜に励しむ
S27. 3.23 春季大祭
御歌10
きりすとや しゃかまほめっとさえおこなわぬ おおいなるすくいわれおこなわんとすも
キリストや 釈迦マホメットさへ行はぬ 大いなる救吾行はんとすも
岡田茂吉全集
S26. 1. 1
新年御歌13
きりすとや しゃかまほめっとさえおこなわぬ すくいのみわざわれなしとげんかも
キリストや 釈迦マホメットさへ行はぬ 救ひの神業吾為し遂げむかも
御讃歌集
(改)428
われ
きりすとや しゃかまほめっとのまちわびし めしやのかみはあもりましける
キリストや 釈迦マホメットの待ち侘びし メシヤの神は天降りましける
御讃歌集
(改)130
メシヤ
きりのはな ちるゆうぐれはあきのひの かれはのちるにさみしさかよう
桐の花 ちる夕暮は秋の日の 枯葉のちるにさみしさかよう
山と水 0847
S 8. 5.18
桐の花
きりのまに まあかくみゆるはなつながら いともめずらしやまつつじにや
霧の間に ま紅く見ゆるは夏ながら いとも珍らし山つつじにや
山と水 0124
S 6. 7.15
ハルナ登山
きるはなの ありやとにわにたたずめば えりもとさむくふゆかぜすぐる
切る花の ありやと庭に佇めば 襟元寒く冬風すぐる
山と水 0632
S 7.12.10
冬 庭
きわやかに ふじうつりいるあしのこを くるまをとめてしばしながめぬ
きはやかに 富士映りゐる芦ノ湖を 車を停めてしばし眺めぬ
※きはやか=際やか
地上天国53
S28.10.25
箱根の秋
16
きんぎょうり やすらうこかげにまちをゆく ひとはおおかたここにあつまる
金魚売 やすらう木蔭に街をゆく 人は大方ここに集る
山と水 0907
S 8. 7.20
日盛り
ぎんざをおさえつけたいといういとが おどっている しんじゅくのよる
銀座をおさえつけたいという意図が 踊つてゐる 新宿の夜
山と水 0598
S 7.11.20
新  宿
きんざんの さいくつなどをかたりいる かれのすがたのいたいたしさよ
金山の 採掘などを語りゐる 彼の姿のいたいたしさよ
山と水 1171
S10. 1.10
ぎんばんと みゆるはしものおかなれや つきはいましもむさしのてらす
銀盤と 見ゆるは霜の丘なれや 月は今しも武蔵野照らす
山と水 1180
S10. 2.10
冬の月
きんりゅうの こんごうりきのとうとさよ あわれさたんもまつろうほかなき
金龍の 金剛力の尊さよ あわれサタンも服ろう外なき
御讃歌集
042
金龍神

  130首